溶着タイプのブリスター包装では、専用の木型にブリスターパックの商品をいくつか並べて、
それを巨大な熱板を使って、数トン(場合によっては10トン以上!)の力でプレスして…
という作業方法が一般的で、それが〝主流〟になっています。
この方法で作業にかかる人員は、だいたい6名、もしくはそれ以上。
規模にもよりますが、最低でも5名は必要になるといった感じでしょうか…
ブリスター包装に携わってるところでは、概ね、多くの人手を雇い入れ『人海戦術』で作業を
されているところがほとんどなのです。
たとえ、商品が最新であっても、清潔さが求められる商品でも、よってたかって手作業で!
という感じです。
実は、この作業スタンスは、ブリスター包装が出始めたころから、あんまり… というより
まったく変化していません。
造れば売れる時代の中、〝一度にたくさん処理すれば、たくさんできるだろう〟という
コンセプトで造られた機械が、今もなお主流になっているというわけです。
でも、まぁ、このスタンスは、
ひと昔前のように人件費が今よりそれほど高くない時代にあっては、とても合理的で
有効な方法〝だった〟と言えます。
でも、今はどうなのでしょう?