クラムシェル用ブリスター包装機
クラムシェル用ブリスター包装機は、
複雑な容器形状や立体的な製品に対応できる包装機です。
一般的なブリスター包装とは異なり、
上下に開閉する「クラムシェル」構造を活かして、
形状が特殊なワークでも安定した包装が可能です。
クラムシェルブリスターとは?

クラムシェルブリスターとは、
「クラムシェル=二枚貝」の名のとおり、
容器が上下に開閉する構造を持つブリスター包装の一種です。
真空成形した透明容器を折り曲げ、
上下の容器を嵌合(はめ合わせ)することで包装を行います。
一般的な平面ブリスター包装と比べて、
- 立体的な形状を包み込みやすい
- 製品の見栄えが良い
- 容器自体で製品を保持できる
といった特長があり、
化粧品や雑貨など、外観を重視する製品で多く採用されています。
クラムシェルブリスターは、
嵌合工程をどのように組み込むかが
機械構成上のポイントになります。
ブリスターパック・ラボでは、
直線軌道を確保できる構成を活かし、
この嵌合処理を安定して行える工程設計を行っています。
クラムシェルブリスターと機械構造の関係
クラムシェルブリスターは、
上下の容器を折り曲げて嵌合するという特性上、
包装工程の中に「嵌合のための余白」が必要になります。
単純な円運動や直線搬送だけでは、
- 嵌合のタイミングが取りにくい
- 製品姿勢が安定しない
- 作業やユニット配置に制約が出る
といった課題が生じることも少なくありません。
トラック搬送構成が活きる理由
ブリスターパック・ラボでは、
クラムシェルブリスターの特性に合わせて、
直線軌道を確保できるトラック搬送構成を採用しています。
直線部分を活用することで、
- 容器の折り曲げ
- 上下容器の嵌合
- 製品姿勢の安定保持
といった工程を、
無理なく、かつ安定して組み込むことが可能になります。
また、嵌合工程の前後に
検査や補助工程を追加するなど、
工程設計の自由度を高めやすい点も特長です。
こうした考え方をもとに、
クラムシェルブリスターに適した
機械構造を設計しています。
次に、
クラムシェル用ブリスター包装機の基本構造について
詳しく説明します。
クラムシェル用ブリスター包装機の基本構造



クラムシェル用は、
上下の容器部を「貝殻のように開閉する」構造で、
製品形状に合わせた立体的な包み込みができます。
平面的なブリスター包装では扱いにくい
- 曲面のある製品
- 大きめ・変形サイズ
- 機能的な造形ワーク
などにも柔軟に対応可能です。
クラムシェル用が向いている現場
クラムシェル用は、次のような現場に適しています。
単純には、クラムシェル型のブリスターを
採用されているところ向けなのですが、
- 立体的な形状の製品を扱う
- 曲面や厚みがあるワークがある
- 棚陳列用の独特な形状の包装が必要
- 製品保護を重視した包装が必要
特に、従来の平面型では形状的に対応が難しい製品でも、
クラムシェル型なら安定して包装できます。
自動化と柔軟性の両立
クラムシェル用は、
工程拡張・オプション統合との相性も良く、
- 自動供給装置との組み合わせ
- 印字装置や検査装置との連携
- 自動取り出しや後工程との接続
といった使い方にも対応できます。
これは、
クラムシェル独自の構造が
製品形状ごとの工程設計をしやすくする
という性質を持つからです。
ワンオフ設計でのクラムシェル対応
ブリスターパック・ラボでは、
クラムシェル用途であっても
- 製品サイズ
- 台紙・容器の特性
- 生産量やステーション数
- 前後工程との関係
を丁寧に整理しながら、
現場に最適な構成で設計します。
単純な構造を前提にするのではなく、
実際の製品・作業に適したライン設計を行います。
他の機体構成との位置づけ
クラムシェル用は、以下のような位置づけになります。
- ターンテーブル型:多品種小ロットで柔軟
- コンベア型:中量〜連続安定生産
- トラック搬送型:拡張性・工程統合
- フレームフィード型:高自動化・省スペース
- シングル型:シンプル・省スペース
クラムシェル用は特に
「立体ワーク・複雑形状」や
「従来型では対応が難しい製品」に適した構成です。
※ 各機体構成の詳しい比較は、
別ページでまとめています。
クラムシェル用が
自社の包装条件に合うかどうか、
判断に迷われる場合でも問題ありません。
現場条件や製品形状を踏まえて、
最適な構成を一緒に整理します。
ブリスター包装は、
装置だけでなく、作業性や運用まで含めて考える工程です。
導入が決まっていない段階でも、
現状の整理や考え方の確認から対応しています。
ブリスター包装に関するご質問・お問い合わせは、
下記よりお願いいたします。
※ 無理な営業や導入前提の提案は行っていません。
