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ターンテーブル型ブリスター包装機

特徴。

ターンテーブルを採用した〝円形軌道型〟のブリスター包装機です。 

回転は、DDR(ダイレクトドライブ)を採用していますので、静かで滑らかな回転を実現しています。 テーブルを一定の角度で間欠動作させ、テーブル上に等配置した受け型を用いて処理を行います。 

ちなみに、うちが標準的に採用しているのは、8分割のパターンです。 テーブル上に45度毎に受け型を設置して、45度刻みで間欠動作し、停止してる間で物の出し入れや、シール動作を行うという感じです。

多品種小ロットな生産に向いています。 

テーブルサイズ(直径)のカスタマイズにより、様々な生産環境に対応できます。 扱う商品サイズにもよりますが、機械サイズが比較的コンパクトに設計できますので、作業スペースがそれほど確保できない場合に最適です。 

ちなみに、テーブルサイズは材料の関係と加工の都合で、直径1500mmまで対応可能(1枚もの)です。 過去には直径1450mmのテーブルでのブリスター包装機を製作した実績があります。 〝つぎはぎ〟にすれば、大きな直径への対応も可能なんですけど、もろもろの取回しがきつくなるのでやっていません。

ブリスタートレーや台紙の自動供給を付加することで、シンプルなオペレーションを実現できます。 

エリアセンサーの採用で、資材投入時にテーブルが不用意に回転することを防止する機能を設けています。 また、自動供給機搭載時にはワークの有り無し検出センサーにて、不用意な供給動作やシール動作を防ぐ機能も有しています。(※ 契約時の仕様によります。)

多数個への対応も可能です。(2個取りを推奨しています)

2個取り仕様の場合で且つ、トレー供給、台紙供給を設定した場合には、作業者は物をいれるだけ。 シンプルな作業で効率の良い生産ができます。 なお、溶着後の機械外への排出(取出し)ユニットはオプションではなく、標準的に付随します。

余談。2個取りにするか、どうしようか… と悩まれた時は。

実際にあった話しなのですが…。

当初の生産規模で、1個取りで十分だ! と言われて、その仕様で機械を設計して納めたのですが、数年後話しをきくと、生産数が多くなって困ったと言われてました。 インドネシアのお客さんだったのですけど、結局、ローカル(インドネシア人のスタッフ)が自前で機械を製作した… とのことでした。 結果論なんですけどね。

予算の都合はもちろんあると思いますが、将来を見据えて、増える見込みがあるのであれば、2個取り仕様は大いに検討の余地はあると思います。 

機械は、取り扱う製品サイズをベースに設計を行います。 1個取りの処理なら、1個取りでのサイズ。 2個取りなら、2個取りでのサイズを元に機械的なサイズを決めるというわけです。

この時、2個取りのサイズで設計するなら、当面、必要な型類を1個仕様で扱っておいて、生産数が増えれば、2個取りの型へ入れ替えるということができます。

1個取りで設計してしまうと、機械サイズは1個取りのサイズになってしまうので2個取りにはならないのです… (伝わってますか?)

現行の生産数を話題にされる場合が多いのですけど、今の時勢や社会的な内情を鑑みると、短時間で一気に生産してしまうというのもありなのでは? と思えます。 人手の確保の問題とか、また、スタッフの生活スタイル… こと、中年層は親の介護の問題などがあるため、高効率な生産の仕組みで生産環境を整えるのがいいのかなとも思えます。 

また、若い世代を採用する場合でも、幼稚園や学校行事、塾の送り迎え、子どもの病気… などといったことが大いに発生するので、生産数を確保しつつ、臨機応変に対応できる生産体制が必要なのだと思います。

特に、パートやアルバイトで対応されているのであれば、ユニークな時間の捉え方をする方が、採用に結びつきやすいと思えるんです。 

例えば、現状8時間で処理している数量を、6時間とか、それ以下の時間でできるのであれば、スタッフへの自由度はあがるはずです。 まぁ、考え方次第ですけども。

オプション追加で、より充実した作業への対応可能。

ブリスタートレー、台紙の各種自動供給もさることながら、産業用インクジェットやレーザーマーカーなどの印字装置を組み込むことで、包装機上で台紙への印字が可能です。

また、画像検査用カメラ、またはバーコードリーダーを組み込むことで、投入する製品のチェックや、使用する台紙の品種チェックを行うことができます。

※ 併設できない場合もありますので、ご相談ください。

ターンテーブル型での作業風景。

かなり以前の作業風景になりますが、作業はこんな感じになります。 動画中の機械は古いのですが、新型になっても作業の内容は特に変わりなしです。 動画では、台紙供給のみ自動というパターンです。

基本、資材・製品投入に1名、シール後の検品・小箱詰めに1名、資材の補充やサポートで1名という構成で作業ができます。 サポート要員は専属ではなく、他の作業をしながらという対応になるので、実質2.5名程度での対応となります。

包装後、ただちに検品・小箱詰めができるので、ムダのない作業ができます。

製作事例。

ターンテーブル型の事例です。 下熱方式はもちろんのこと、木型を使用した〝上熱方式〟にも対応可能です。 

ターンテーブル型の用途として、工具類、文房具、医薬部外品、雑貨、日用雑貨など、さまざまな製品に活用いただけます。

ドリル用途向けのブリスター包装機。

スライドブリスター(カード差し込み式のブリスター)を使用されていて、作業性がとても悪く、また錆の問題もあるので溶着タイプに切り替えたいとの依頼での対応でした。 

作業性を重視されていて、資材補充のタイムロスを極力なくしたいとの依頼があったので、スペア(予備マガジン)を設定しやすいリフターを用いたピックアンドプレース型の供給方式を提案させて頂きました。 

エリアセンサーによるテーブル回転の制御よりも、スイッチ操作の方がいいとのことでしたので、安全性を重視して両手押しボタン型の回転制御を採用しました。 スイッチボタンを両手で同時に押せば、テーブルが回転するという仕様です。

装置概要

用途   :  ドリル向け
テーブル径:  1000mm (8分割ポジション)
駆動方式 :  DDR
シール方式:  下熱方式
処理能力 :  20SPM(1個取り)
オプション:  台紙供給ユニット、トレー供給ユニット
        排出部コンベア
※ 供給ユニットは、いずれも平積みした資材をリフトアップして、上からピックアップするリフター方式を採用 スペア切替機能付き

供給ユニットなど、機体構成は生産規模や生産現場での状況に応じて、最適な設計が可能です。

工具類に向けたブリスター包装機。

長年採用して頂いている会社さま向けの対応機です。 ブリスタートレーは手投入で、台紙供給のみ自動で行うようにしています。 また、台紙供給ユニットの向きを変える(マガジンをテーブルの方へ向ける)ことで、製品投入を行うスタッフでも簡単に台紙の補充が行えるようにしました。 マガジンの向きは、うちの通常では、テーブルに対して外向きに設計しており、補佐的なスタッフ(通称:みずすまし と言われる)による補充作業が行われます。

また、今回の機械では、テーブルの停止位置を半角度ずらすことで2名作業を容易にしています。 製品投入時に、メインの製品の横に〝おまけ〟のような物を入れる場合があるとのこと。 そうなると、1名での作業が難しいので2名での対応になるとのことでの対策です。

装置概要

用途   :  工具(カッターナイフ)向け
テーブル径:  1000mm (8分割ポジション)
駆動方式 :  DDR
シール方式:  下熱方式
処理能力 :  20SPM(1個取り)
オプション:  台紙供給ユニット
※ 台紙供給ユニットは、旋回方式を採用。 台紙の種類判別のためのバーコードリーダー搭載。(ポカ避け防止)

供給ユニットなど、機体構成は生産規模や生産現場での状況に応じて、最適な設計が可能です。

スポーツ用品に向けたブリスター包装機。

スポーツ用品に向けたブリスター包装機です。 ブリスタートレーは手投入で、台紙供給のみ自動で行うようにしています。 うちのスタンダードな形態です。 エリアセンサーの採用で、ワーク投入時のテーブルの不用意な回転を防止します。

装置概要

用途   :  グリップテープ向け
テーブル径:  1100mm (8分割ポジション)
駆動方式 :  DDR
シール方式:  下熱方式
処理能力 :  20SPM(1個取り)
オプション:  台紙供給ユニット、排出部コンベア
※ 台紙供給ユニットは、旋回方式を採用

供給ユニットなど、機体構成は生産規模や生産現場での状況に応じて、最適な設計が可能です。

化粧品に向けたブリスター包装機。

化粧品類に向けたブリスター包装機です。 ブリスタートレー、台紙ともに自動供給を行っています。 2個取り仕様です。 画像カメラセンサーにて、投入製品の表裏判別と台紙の表裏判別を行っています。

装置概要

用途   :  グリップテープ向け
テーブル径:  1300mm (8分割ポジション)
駆動方式 :  DDR
シール方式:  下熱方式
処理能力 :  18SPM(2個取り)
オプション:  ブリスタートレー供給ユニット
        台紙供給ユニット、排出部コンベア
※ 供給ユニットは、いずれも平積みした資材をリフトアップして、上からピックアップするリフター方式を採用 スペア切替機能付き

供給ユニットなど、機体構成は生産規模や生産現場での状況に応じて、最適な設計が可能です。

小物製品に向けたブリスター包装機。

小物製品に向けたブリスター包装機です。 生産能力がそれほどいらないとのことで、90度4分割のポジションで対応しました。 木型仕様での対応です。 搬入経路に制約(※)があったため、コンパクトな設計にしました。 

エリアセンサーの設置で、ワーク投入時の不用意なテーブルの回転を防止しています。 

※2階への設置で、専用のゴンドラでしか階上にあげることができないという条件でした。

装置概要

用途   :  小物製品向け
テーブル径:  700mm (4分割ポジション)
駆動方式 :  DDR
シール方式:  上熱方式 (木型仕様による)
処理能力 :  18SPM(1個取り)
オプション:  台紙供給ユニット、排出部コンベア
※ 供給ユニットは、旋回方式を採用
※ バーコードリーダーによる台紙判別機能付き

供給ユニットなど、機体構成は生産規模や生産現場での状況に応じて、最適な設計が可能です。


その他、多数の事例がありますので、お気軽にご相談ください。

ご相談は随時受け付けております! お気軽に。