ブリスター包装における脱プラ・紙化・リサイクル対応など、現場で無理なく続けられる環境対策の考え方をまとめています。
環境対応は、現場で続けられてこそ意味がある。
脱プラ・紙化・リサイクル対応。加えて、石油資源の問題。
ブリスター包装を取り巻く環境への要求は、年々強まっています。ただし、「環境対応」という言葉だけが先行して、現場の作業性や生産性が犠牲になるようでは長く続きません。
ブリスターパック・ラボでは、現場で無理なく続けられる環境対策とは何かを軸に考えています。
ブリスター包装と環境課題

近年、ブリスター包装を取り巻く環境は、大きく変化しています。
脱プラスチック・減プラスチックの流れが加速し、リサイクル性能への要求も高まっています。
特に欧州を中心に、「台紙とプラスチック容器が分離できない」という点が顕著な課題として取り上げられるようになってきました。海外への輸出を行う現場では、環境規制への対応が避けられないテーマになりつつあります。
また、ブリスター包装には、環境問題に加えて、原油の問題も大きくかかわっています。原油の問題は、樹脂(プラスチック)製品特有の問題でもあります。
これは「いずれ必要になる」ではなく、早急に進めていかなければならない段階に入っている話しです。
溶着タイプでも、環境対応はできる
ブリスター包装は溶着構造のため、「環境対応が難しい」と言われることがあります。しかし、構造を見直すことで対応の余地は十分にあります。
ブリスターパック・ラボでは、その一つの方法として台紙の二重化に着目しています。
台紙を二重構造にすることで、使用後に台紙とプラスチック容器を分離しやすくする方法です。
分離性が高まることでリサイクル工程への対応が可能になり、再生PET・生分解性プラスチック・バイオプラスチックなど、従来は溶着ブリスターに不向きとされてきた素材も現実的な選択肢となります。
包装強度や品質を確保しながら、環境負荷を下げることができます。



環境対策を「特別な工程」にしない
環境対策を理由に工程が増える、作業が複雑になる、生産性が落ちるようでは、現場では長く続きません。
ブリスターパック・ラボでは、包装工程の中で完結する構造を前提に設計します。
作業性・安定性・生産性を損なわない形で環境対応を実装できるのは、包装機そのものを設計・製作しているからです。
欧米ではすでに動き始めている
海外の展示会や事例を見ると、欧米ではすでに台紙二重化や素材多様化への取り組みが始まっています。
日本国内ではまだ先の話と感じる現場もあるかもしれません。ただし、輸出先での規制対応や、取引先からの環境配慮要求という形で、気づいたときには対応を迫られているケースも出てきています。
早めに選択肢を把握しておくことが、将来の現場を助けることになります。
現場性と環境性を、両立させる
ブリスター包装における環境対策は、理念だけでは実装できません。
現場で無理なく続けられること。品質や作業性を犠牲にしないこと。結果として環境負荷を下げること。
この3つを同時に満たすことが重要です。
大きな設備投資や抜本的な工程変更がなくても、台紙の構造を見直すだけで環境対応の第一歩を踏み出せる場合があります。まずは現状の包装工程を整理するところから始めてみてください。
もう少し詳しく知りたい方へ
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