こと、手作業でやっていることを機械に置き換えるのであれば、包装資材の管理が最重要課題になります。
手作業でやってきた世界と機械化(自動化)でやるべきことは、全く別物と考えてもらった方がよいです。
手作業の場合に許されていたスペックの資材で、機械化しようするとおのずと必ず無理が生じます。
もっとも、手作業時でも厳格に管理されている場合は別ですが、それは稀だと思われます。
これは、最近、実際に経験した話です。結論から言うと、包装資材の外形に起因した問題でした。
驚愕するような問題だったので体験談として、少しお伝えしますね。
それは、今まで半自動的な装置で包装作業されていたところを商品自体の自動供給を含めた全自動での
包装機械を製作したいとの依頼があり、製作を行ったときのことです。
当然、ブリスター容器の供給も含め、自動供給です。
ところが、ブリスター供給時にうまくいく場合と行かない場合があって、また、商品の自動供給時に、
商品が容器にがうまく入る場合と、入らない場合があるとのクレームがきました。
現地で見ていると、いける時は、すんなりといき、いけない時は、全くダメ。
どういう状況が発生しているのか? いける場合があるので、少なくとも、機械側にはそれほどの
問題はなさそうな気がしました。
調べてみると、容器の外形が全く揃っていないことがわかりました。
おまけに、製品が入るくぼみの形状も均一ではなく、微妙に異なっていることが判明しました。
形状が微妙に異なっているので、製品が入らない場合があるのです。