確かに、商品に対する包装コストはバカにできない面もあります。
でも、そこだけに注力して考えてしまうと、商品そのものの価値のみならず
包装を含めた商品全体の生産性を阻害してしまうのです。
概ね、
多くの包装の現場に見られる失敗の原因がその辺りの考え方にあるのだと思えます。
包装資材を変えて、
『コストダウンが図れた!』と笑顔で話される方をたまに見かけますが… (汗)
本当にそうでしょうか?
資材の単価は安くでき、〝その部分〟のコストダウンは図れたかもしれませんが、
全体を見た時にどうなのでしょうか?
包装に係るコストは、資材代だけじゃないはずなのです。
作業性、効率性、安全性、デザイン性能、人そのものなどもろもろのファクターが
関わってきます。
包装資材が安い!
・・・代わりに、商品の取扱いが困難だったり、
包装資材が安い!
・・・代わりに、包装に係る人手がたくさん必要になったり、
包装資材が安い!
・・・代わりに、ものすごく面倒な作業だったり、
包装資材が安い!
・・・代わりに、包装への安全性が低かったり、
包装資材が安い!
・・・代わりに、包装の見場への印象が悪くなったり…