最近、『自動化』という言葉をちょくちょく目にするようになりました。
こんにちは、
大阪・柏原でブリスター包装機をオーダーメードで手掛けています。
ブリスターパック・ラボ、担当のけたろーです!
さて…。
自動化の範囲って?
自動化… 生産工場のみならず、近頃は、オンラインを使った集客とか販売の自動化… とか、そっち方面でも〝自動化〟という言葉を目にするようになりました。
オンラインで自動化 っていう甘美なキャッチを見ながら、うらやましさとか願望が爆発しつつあるこの頃です。笑
とはいえ、ボクの分野での自動化っていうと、工場設備の自動化です。 で、そのイメージは、スイッチポンで全部機械・設備がやってくれる… っていう感じです。 自動化って聞いたとき、皆さんはそれをどんな風にイメージされますか?

包装機械の分野… こと、ボクが携わっているブリスター包装の分野では、まだまだ自動化には程遠い一面があります。 多くの現場では、今もなお、主体は人手なんです。
例えば_
包材や商品を型にセットするのも人。 その型を機械にセットするのも人。 で、処理してから、それを機械から取り出すのも人。 包装(溶着)された製品を型から取り出すのも人。 取り出した製品を検品、小箱に詰めるのも人。 小箱を外箱の段ボールへ入れていくのも人。 封かんされた段ボールをパレットの上に置いていくのも人。 パレットに段組みされた段ボールに落下防止のラップをするのも人。 … とまぁ、そんな感じなところが多いです。
でも、ボクのところでは、かねてから機械上でのことは〝自動化〟してます。 まぁ、自動化っていっても大したことではなくて、例えば、台紙を自動供給したり、ブリスタートレーを自動供給したり、取出しを自動でやったり… といったごく一般的なことです。
どこまでやるか?
その範囲で、以前に興味深い話題を知りました。 それは、自動化についての範囲です。

たとえば、自動供給の装置があったとして、その供給装置への資材の供給をどうするのか? という点があります。 ボクのところでの考え方… と言えども、もっとも一般的な考え方だと思うんですけど、そこへの資材の供給は人手で… という考え方です。
つまり、包装機側からみれば、供給機から〝自動〟で資材が供給されるのだけど、供給機側から見れば、その資材は〝人手で〟供給(補充)されるという感じ。
で、話題というのは、現場スタッフの人数が少なくなると、そういった仕事もたいへんになるのよなぁ っていうことだったんです。
深堀して考えると、実際に包装作業に係るまでには、
包装資材をオーダーして ⇒ 荷受けして ⇒ 開梱して ⇒ 供給へセットして ⇒ 供給機へ補充して… という流れになっていて、スタッフが少なくなるという点で言えば、荷受け~開梱、供給機へのセットという一連も自動化の対象になる… という話でした。
確かに… 正直、ボクの中にそこまでの発想はなかったです。
しかし、よくよく考えてみれば、自動供給を考えるにあたっては機械の処理能力も考える必要があるので、頷ける話しなんですよね。 どういうことかというと、機械の処理能力が高い場合には、それに伴って、供給機の処理能力も高くなります。
となると、供給機側での資材の消費も激しくなるということになって、つまり、供給機への資材補充がネックになる場合があるというわけなんです。
なので、補充のタイミングに余裕を持たせるように、チェンジャーを用意したりとか、積載する量を多めにするとかという方法で対応するんですよね。
そんなことを思うと、資材の荷受けからの自動化を考えるというのは、アリなのかも… って。
でも、実際のところ、荷受けした資材を開梱するところからとかとなれば、なおのこと、しっかり考える必要がありますよね。 資材メーカー側とも打ち合わせたりして、よりよく発展できればいいですよね。
現状をそのまま機械化、自動化するという発想では、恐らく、無理が生じやすいのかなとも思ったりします。
ともあれ、自動化をどこまでの範囲で考えるかって、かなり悩ましいです。
人手の問題は、思った以上に深刻。
最近のニュースで、出生数が72万人程度になったと言ってました。 出生数よりも死亡者数の方が多いのだとか。 となると、人手の問題はますます顕著になりますよね。
これから先を… 将来を見据えて、事業存続・・・ という目線で考えるとどのように対応していくのがベストなのでしょうか?
外国人を雇って対応するのか? はたまた、自動化して対応していくのか? その両方? もしくは、シルバー人材を活用して、働いてもらうか…
外国人を雇う?
確かに、働き手という面で思うと一時的には有効な手段なのかもしれません。 でも、将来的な面でどうなんでしょう? 彼らは数年先には母国へ帰ってしまいます。 となれば、事業存続という面では厳しくなるのかもしれないですよね。
自分の仕事柄で申し訳ないのだけど、やっぱり、機械化・自動化 で対応するのが一番なのかなって思ったりします。 なんでか? っていうと、安定できるからというのが一番の理由ですし、仕事を標準化できるというのも大きなメリットだと思うからです。
外国人を雇うにしても、その作業内容が煩雑だとするなら、外国人に教えるのも難しくなると思うんです。 日本人スタッフに教えるのでさえ難しいとするなら、外国人相手だとさらに難しくなるのは自明です。 こと、彼らを雇うとなれば、言葉の壁や文化・思想の違いも乗り越えるべき障壁になりますよね。
となれば、自動化・機械化で作業を簡素化して、それを教える方が確実だと思えます。
ともあれ… もはや、人手の問題は避けられなくなってます。 工場としてどうしていくのがいいのか? 一度考えてみませんか?
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