機械をご発注頂く際のことについて、お伝えしたいと思います。
こんにちは、
大阪・柏原でブリスター包装機をオーダーメードで手掛けています。 ブリスターパック・ラボ、担当のけたろー(@sanagiman_flush)です! ツイートフォローお願いします!
受託包装を絶賛承り中です!。 お気軽に!
暖冬とはいえ、寒い日が続いてますね。 メディアでは、コロナウィルスの話題ばかり。健康管理には注意したいところです。 お陰様で年末くらいに案件を頂き、忙しくさせて頂いております。 ありがたいことです。
さて…
製作を依頼される際に。
機械製作の契約にあたっては、着手金(契約時の前金)を頂くことにしておりまして、また、着手金の入金をもって〝正式なご発注〟と言うことにさせて頂いております。
最近では、案件を頂いた際の打ち合わせ時に『着工時には着手金を頂きます!』とお伝えすると、特に問題もなく理解して頂けるようになりました。 というか、
着手金などは大丈夫ですか?
とお客様の方から言って頂くこともあるくらいです。 しかし以前までは、着手金の旨、お伝えすると、
なんや作ってもないのに、お前のとこは先に金をとるのか?
などと、半ば、ケンカごしみたいな言い方をされるところもありましたが… (´Д`ι)アセアセ
これは、感覚的なことなのですけど、そんな風に言ってくるところほど機械を納めた後の対応(金払い)もまずく、平気で値切って来たりとか、検収を遅らせるといったことをしてきたりとか…
「(仕方なく)頼んだってる」のような高圧的な印象が大きかったです。 あ、振り返ればですけども…
なぜ、着手金?
なぜ、着手金? と思われるかもしれませんよね。
結論から言うと、『お互いの意思確認』 という要素で捉えて頂けるとありがたいです。
ぶっちゃけた話をすれば、機械を製作するには部品購入など先行での出費が必要になります。 これがかなり厳しい…
細かい話をすれば、こちらがその報酬(機械の売価)を頂けるのは、機械を設置して以後、無事に検収を頂けた後です。 当然、こちらとしては部品代をはじめとして、協力して頂いた各社への支払いが発生するというわけです。
となると、お客様からの支払いが完了するまでの間は、無報酬で働かざるを得ないという状況が発生してしまうのです。 そんな中で、例えば、仕様変更などを要求された場合などは目も当てられなくなってしまうのです…
実際の話、検収をズルズルと先延ばしにされるお客様もありました。 客先内に据え置いて、そこでは実生産を開始しているのにも関わらず、検収を先延ばし、または、あと、据え置きの後、客先の都合ですぐに使わず、〝まだ使っていないから〟ということを理由に検収を先延ばしにするところもあったりしました。
また、検収を挙げて頂けたとしても、サイトの長い手形だったりということも…(現在は手形での契約はしておりません。)
着手金を頂けたとするなら、〝互いに〟より責任をもてる気がするのです。 お客様にとっても『着手金を払っているのだから』というバイアス(作用)が働くはずなのです。 何も払わない時に比べると、その案件に対する注力というのか、そういう感じのことが各段にアップするはずです。
つまり、互いにより紳士的に解決すべきテーマに向き合えるということにつながると思っています。
セミナーからの気づきも。
着手金については、セミナーなどに通いだして、いろんな業種の方と出会ったのもひとつのきっかけです。
セミナーに参加していて、建築業界の友人ができたので、詳しく聴いてみました。 すると、彼らは着手金という仕組みをとってると言われていたのです。
振り返ってみると、『先にお金を払う』という点について考えてみれば、セミナーなどの参加費もそうです。 それに、身近なことで言えば、コンサートや映画などでも同じくですよね。 全て『先払いで入金』してそれからの参加になります。 でも、それで誰も文句はいいません。
飲食店などでは、食事後の支払いになりますが、そこで支払いの遅延がおきれば罰せられますし、物販では、購入と支払いが同時で遅延することはありません。
…そんな感じなのに自分たちの機械の場合ってどうなの? と考えてみました。 一般業界で言えば、もしかすると建築に似てるんじゃないのか? 建築と同じような方法がとれるんじゃないかと思ったんです。.
親父のプライドが邪魔をしていた。
さすがに、受注した後、ドロンされたことはありませんけど、契約した段階でそれなりのリスクが発生するということは普段から感じていました。 でも、売買契約はするものの、そこには何も担保がなかったんです。
そんな状況下で、お金を支払う側の買い手は言いたい放題です。 「お金」というカードをちらつかせ、絶対権力的を振りかざすようなイメージです。 紳士的に接してくれるところもあるのですが、残念ながら昔ながらなところほど、かなり厳しい接し方が多いような気がしています。(率直な感想です。)
という理由もあって、着手金を頂くことを決めたのでした。
資金繰りなどを考える上ではもっと早くからしておけばかなり楽ができたのだと思うのですが、親父が嫌がってたんですよね… 彼にはへんなメンツというかプライドがあったみたいで… 汗
プライドというのは、資金力がないという風にとられるのを嫌がったみたいです。 「着手金をとらざるを得ないほど、資金がないのか?」 と言う風に相手にみられるのが嫌だったようです。
捉え方の問題。
でも、結局は、それも捉え方であり、考え方なんですよね。
「資金力がない」と捉える人もいれば、〝互いの契約の一環〟として捉えてくれる人もいる。
その契約が 〝フェア〟 な取引になるかどうか? それが一番重要なのであって、そこにはプライドやメンツは一切関係なし。 アンフェアな取引になってイヤイヤ仕事するのも嫌だし、そんな中で作った機械は良い物にはならない。
それよりもうちの場合では、むしろ、契約としての仕組みを作ってしまう方がお互いにクリーンになるんじゃない? それにそもそも、着手金を嫌がるような相手とは仕事をしない方がいいのではないか? とボクは思ったわけです。
お互いフェアでクリーンな取引、つまり、〝Win-Win〟になるのが一番良いと思うのです。 着手金は、その線引きに成り得ます。
というわけで、正式な契約(製作開始)は契約書のサインアップと着手金の入金確認でGO! ということにさせて頂いております。 よろしくお願いいたします。
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