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ちょっと待って! 脱プラに物申す!

ブリスター包装に関わっている中で、少し気になってることがあります。

こんにちは、
大阪・柏原でブリスター包装機をオーダーメードで手掛けています。  ブリスターパック・ラボ、担当のけたろー(@sanagiman_flush)です!  ツイートフォローお願いします!

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早いもので、11月。  〝コロナ禍〟の所為でか、今年は特に月日の移ろいが慌ただしくもあり、 何だかすごく早いような気がします。

さて…

脱プラのこと。

世界的なSDGs活動が高まりつつある中、また、地球環境の保護という観点からも 〝脱プラスチック〟が声高に叫ばれるようになりました。 日本では、身近なところではレジ袋の廃止ですよね。

地球環境への関心が高まることは、ものすごく有意義なコト… だとは思うのですが、 でもボクには〝人間のエゴ〟が全く消えないなという感じがしてしまうのです。 

こういった活動は、一種の〝ブーム〟であるような気がしてならないのです。

なぜ、そんなことを思うのか? … それは、

企業側の動向による活動。

企業側の動向です。

ある1社がそっちの方向を向けば、皆同じようにそっちの方向を向く。  【独自性】と言うのが全く感じられない。 売れるとか、売れるための印象操作というか、そういうことを〝プンプン〟 感じてしまうのです。(´Д`ι)アセアセ

これって、今に始まったことではないのですけどね。(´Д`ι)アセアセ

脱プラって言って、一斉に〝紙〟の方向へ舵を切るのも、どうなの?  って思うのですよ。

液体用途では、紙は単体では使えず樹脂でコートしたり、樹脂でラミネート したりします。 脱プラと言いながら、?? って感じじゃないですか? しかも、紙になればなったで、森林破壊などを助長しかねない。(^_^;)

もはや、プラスチック「中毒」。

簡単に〝脱プラ〟を言いますが、今の世の中は、我々が思っている以上に プラスチックに依存してしまっています。

周りを見渡せば、あれもこれも、ほとんどすべてが〝プラスチック〟。 でも、レジ袋の有料化だけで脱プラがほぼ達成してしまってる感が否めないです。

でも、レジ袋を有料化したところで、ほんのわずかにしか過ぎません。  むろん、小さな一歩には変わりはないのですけど、有料化したことでの弊害の方が 計り知れないのかもしれません。

例えば、最近言われているのが万引きの増加や、レジかごの盗難がそれです。  レジかごの盗難に至っては、そこら辺にポイ捨て。もはや、新たな公害です。 そんなことを考えると、脱プラよりも、もっと大事なコトがあると思うのです。

脱プラよりも…

脱プラするよりも大切だと思うのは、

【リサイクル】

です。 今以上に如何にうまく回収し、如何にうまく再利用できるか? それこそが、プラスチックとうまく付き合っていく唯一の方法じゃないのか? …なんて思うのです。

要は、今以上に啓蒙活動を徹底して、今以上にうまくリサイクルできる 仕組みをつくる。 また、容易に分別できる仕組みをつくるということ。 

プラスチックを減量していくことも大切だと思います。 でも、今となればゼロにすることは、もはや不可能でしょうし、減量化してもリサイクルできなければ、ただのゴミになってしまいます。 結局、今となんら変わらないのです。

例えば、クルマ。 

ダッシュボードからシートの素材、その他計器類とか、 中の電装もそうだし、ありとあらゆるところにプラスチックが使われてます。 そんな中で、プラスチックをやめることができるでしょうか? 

例えば、テレビ。 外見は全部プラスチックです。オール金属に変えますか?

例えば、住宅設備。 これも、今や、ほぼプラスチックで占められてます。

身近なところでは、包装(パッケージ)もそうです。  軟包材と言われている包装材料はプラスチックですし、ボクが携わっている ブリスターパックもプラスチックです。

一方では、生分解性プラスチックの研究も進んでいますが、あれも、 完全に〝溶ける〟わけではなく、〝砕けている〟格好になるため、むしろ マイクロプラスチックを助長しているともいえます。 そんなことを考えると、やっぱり、決め手はリサイクルなのだと思いませんか?

ブリスター包装でも。

ブリスター包装を例に挙げて言うと、正直言って、溶着タイプのブリスターは 開封後は〝ゴミ〟でしかありません。 リサイクル不可能。 

でも、台紙を2重化してブリスター容器を封かんしたり、ワンマテリアル化したり、 台紙自体に工夫を凝らして、開封後の容器への台紙の紙片がくっつかないような包材 を用いることで、リサイクルへの道が開かれるのです。

コストをかけたくないという企業側の言い分もわかならくもないのですが、 でも、今より、ほんの少しコストをかけるだけで、環境破壊に歯止めがかけれるのです。

地球と言う存在が壊れてしまうと、そこに共生している我々自体も〝死あるのみ。〟  現状のままで突き進むのであれば、恐らく〝お前はもう死んでいる〟。

滅びの道を歩むか? それとも、うまく共生の道を歩むか。 

決断するときは、今! ですよね。


修正・加筆 2024/06/26


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Written By

けたろーのアバター けたろー 包装機械相談士/時短設計®士。

包装機械相談士。時短設計®士。 先代よりブリスター包装機と関わり約40年余り。『人海的な手作業』が主流のこの包装業態に風穴をあけるべく、もっとブリスター包装機械のことを知ってもらいたくてこのサイトを立ち上げました。包装作業は毎日のことなので、なるべく、その負荷を減らせるようできればと思ってます。 人手不足や働き方改革が叫ばれている昨今。何かのきっかけになれば幸いです。 あなたの生産現場が、最高最善にハッピーになれますように。(*^-^)