商品を開発して、リリース。 運が良ければ(ヒットすれば)どんどん生産してどんどん市場へ放出。
こんにちは、
大阪・柏原でブリスター包装機をオーダーメードで手掛けています。
ブリスターパック・ラボ、担当のけたろーです!
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さて、主題の件。
作りっぱなしはアカン。
商品を開発し、それをリリースしていくこと。
事業を進めていく上では大事なことですよね。 開発した商品が爆発的なヒットにでもなれば!! ウッハウッハ。 すごいですよね。 いや、すごいことになりますよね。w
けど、ちょっと待ってください!
爆発的に売れるのはいいのでしょうけど、ちょっとケアしたいことがあります。 そこには、大事なことがひとつあると思うのです。
概ね、ほとんどのところが『生み出していく(生産する)』ことばかりを考えているのだと思います。 なぜなら、生み出さないこと(生産すること)には何も始まらないからです。 でも、生み出されたものが市場に流れ出た〝後〟に関してはどうでしょうか?
身の回りを観察してみてください。 どうでしょう? 何か感じることはありませんか?
例えば、ペットボトルや缶とか。
きちんとゴミ箱に捨てられているもの良しとして、路上や山の中などに転がり、海上を漂い、海底に沈んでるというのをみたことないですか?
例えば、最近の話題ではマスクもそうです。 道端に落ちてたり、河川に流れ込んでたり。
落ちたものが風に飛ばされ海に入り、汚染の原因になっているというニュースをみたことがあります。 使い捨てマスクのほとんどは〝不織布〟で製作されていて、自然に返ることはありません。
プラスチックの問題が叫ばれている中にあって、こういう事がらはなんだか矛盾しているように思えるのです。
『その後』のコトをもっと考えよう。
ボクが携わっている機械製作に関して言えば、客先にて導入された機械が何らかの事情で使えなくなった時の〝その後〟です。
単に廃棄処分という手段だけではなく、アルミなどリサイクル性のいいものを使うことで環境に対する負荷が減らせるのではと思っています。 機械のフレームに関していうと、うちでは、従来は製缶溶接構造だったのをアルミプロファイルを使用することで、ばらしやすく(分解)、リサイクル性能を高めるという方法で考えています。
もっとも、機械を廃棄するような状況では、まさか不法投棄などはしないでしょうし、そういう場合には適切な業者に依頼して、適切に処理されるのだと思います(信じたいです…)。
が、一般消費財に関して言えば、どうでしょう? 家庭ごみや産業廃棄物として適切に回収・処理される場合は特に問題ないのかもしれませんが、それ以外の場合をよく考える必要があると思うのです。
こと、包装に関していうと、消費者からすれば『中身』が重要なのであって、包装は捨てるべきものという感覚があります。 先に挙げたペットボトルにせよ、缶にせよ、『容器包装』であって、包装形態の一種です。
悲しいかな、不法的な取扱いをされる方が一定数はいらっしゃいます。 考えるべきは、その場合のことだと思うのです。
回収性能は?
『その後』という面で見れば、昨今の生分解性プラスチックがいい例だと思います。 しかしながら、生分解性であったとしても、環境に対して負荷をかけていることは否めません。 なぜなら、〝完全に〟分解されることはないからです。
砕けてボロボロになって、『分解』されているように見えるのだけど、実際はマイクロプラスチックをばら撒いてしまっているということ。 また、それが分解されたとしても、かなりの年月を費やしてしまうのが現実問題として残っています。
いずれにしても、多くの海洋生物の腹の中から多量のプラスチックが検出されているのは事実ですし、河川や山、海、地球上のあらゆるところを人の経済活動の中で汚してしまっているのも事実です。
この問題は、人にとっての利便性である『使い捨て』という形態を改めない限り、難しいのかもしれません。
その昔は、『回収』が主流だった。
ボクが小さい頃、今のようにスーパーが主流なわけじゃなくて、例えば酒を買うなんて言う場合には、親は酒屋に頼んで配達してもらってました。 呑み終えた後の瓶はケースに入れて酒屋が回収。 酒屋はその時に次の注文を取り次ぐという感じ。
また、ジュースなんかもそうで、空瓶を酒屋にもっていくと2~30円もらえました。 それが嬉しくって。(*^-^)ニコ
今じゃ、とても考えられませんが、昔はそういった〝回収〟が普通だった気がします。 いつの頃からか、瓶に代わって缶やペットボトルが主流になって、瓶もまたワンウェイに置き換わっていきましたよね。
よく考えてみれば、昔の回収システムって、すごく合理的でしたよね。 まぁ、コスト言う面では大きかったのかもしれませんが・・・。 でも、回収のお陰でゴミもそれほどでてたわけでもなし、子どもらにとってはいいこずかい稼ぎの手段でもありましたし。 まぁ、そもそも、今のようにプラスチックメインな包装じゃなかったというのも大きかった気がしますけど・・・。
個人経営的な八百屋や魚屋などの販売形態がスーパーマーケットに置き換わり、それに呼応するかのようにプラスチック包装がどんどん幅を利かせるようになって、ちょっと狂ってきた感は否めないのです。 以前の八百屋や魚屋さんなどでは、包装は古新聞が主流。 なので、それほど環境に負荷を与えるというものでもなかったのです。
まぁ、機能的な面を考えるとかなり便利になりましたけど、その反面の産物が〝環境への負荷〟ということなのでしょう。
ワンウェイで且つ、使い捨てが主流になった今となれば、もう、昔のような仕組みには戻れないのかもしれません。 でも、それでも、ああいった回収の手法は、もっととりいれていくべきなんじゃないのかなって思ったりします。
例えば、ゲームのような感覚で回収ができてしまうとか、瓶を返して小銭がもらえた時のように回収先にもっていくことで何らかの報酬をえることができるとか。 知恵を出せば、色んな方法が出てくるのだと思います。 けど結局のところ、損得感情やコストの面が一番のネックになるところでしょうか。
『もったいない』という日本人としての感性。
近年の状況を知る限り、欧米、特に欧州では、包装材料をそれほど使わないで済む量り売りの方法が取りいれられていますし、その他より環境に配慮した方法が広く用いられています。 使い捨てでなく、器材を長く使い続けるという考えもその一環だといえます。
・・・・が!
これって、古来の日本人がやってきたことなんですよね。 量り売りもしかりだし、物を大事に長く使うという点でもそうです。 なんてことを思うと、日本人には元来そういった感性が備わっていると思うのです。
『もったいない』 という事がらも日本人特有の感性です。
なので、我々日本人としての奥底に眠ってる感性をもっと研ぎ澄ませていけば、もっともっとより良い環境=仕組み、商品がうまれるんじゃないのかなって思います。 それに、作ること優先で考えるより、その後のことも踏まえながら、『全体的な流れ』として商品を開発していくということがこれからは重要なのだと思うのですけど、皆さんは、どんな風に考えますか?
2022年ももうすぐ終わり。 本年もありがとうございました。 2023年はこういったこと柄を考えながら、事業に取り組んでいきたいと思っています。 これからも変わらずよろしくお願いいたします。
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