新年、おめでとうございます。 2025年もよろしくお願いいたします!
こんにちは、
大阪・柏原でブリスター包装機をオーダーメードで手掛けています。
ブリスターパック・ラボ、担当のけたろーです!
さて…。
まず、機械はどうやって買うか?
機械の買い方って、ご存知でしたか? まず、結論としての支払いについてのことなのですけど…

うちの場合、お支払は現金でお願いしていて、手形での取引はご容赦願っています。 あと、もう少し細かく言えば、機械の規模(見積り価格)にもよるのですが、取引条件として着手(前)金制にしておりまして、契約時に1/3、立会時に1/3、据付け完了時に残金(いずれも現金)という形式でお願いしています。

前金になるの?
と思われる方もおられると思います。 前金については、確かに賛否どちらもあります。 実際のところ、お客さんに前金のことを告げると、



できる前に金とるんか!
と言われたこともあります。 けど、逆に、気の利いたお客様の方から



着手金は大丈夫ですか?
と言われることもあります。
着手金を頂く理由。
着手(前)金を頂戴する理由は、互いに「フェア」でありたいと思うからです。
以前までは、前金は頂いていなくて、据付け調整して、お客さんの検収後に請求書を発行して… という流れで代金を頂戴していました。 のですが… 機械屋(ものづくり屋)の性なのでしょうか…
製作する以上は、お客様の期待に応えるべく、精一杯、考え、製作します。
お客様の中には、据付け調整が終わり、実際には生産に支障なく使えるにもかかわらず、何かにつけ、『ここにこれを付けてくれ』『ここがあ~だから使えない』とか… 事前の打ち合わせで仕様を決め、その通りに製作しているにもかかわらず、難癖のような理由で検収をわざと遅らせて、支払いを遅延させるというところもあるんです。
使っているのに検収を挙げてもらえない… その状態って、どうなの? って思うんですよね。 また、最悪のケースがあって、機械が完成した後にキャンセルを喰らったこともあります。
ご存じの通り、製作する側には先払いで部品の手配などが発生します。 見積もり時の条件として、契約以後のキャンセルは不可の旨を伝えてはいるのですが、部品や外注加工の段取りの手配後にキャンセルされると、それはそれは… (涙)
それから、製作が終わり、据付け調整後に検収して、その後に代金を頂くという慣例的な仕組みにも疑問があるんです。 お金を払う側からすれば〝当然〟と思われる流れなのですけど、問題だと思うのは『検収』です。


フェア・アンフェア。
ちょっと、イメージして頂きたいのですけど…
例えば、お店で物を買う場合って、その場で〝物と代金の引換〟が発生しますよね?
レストランなどの飲食の場合でも同様、食べた後にすぐに代金を支払います。 もしくは、Cash On の形態なら飲み物(食べ物)と代金は引き換え。 または、券売機での場合なら、事前にお金を払っているので〝前金〟ということになります。
また、何かのセミナーを受講する… という場合で考えると、そのセミナー代金は事前に支払うことになります。 コンサートを観に行く場合などでは、チケット代は事前に振込。 コンサートの場合では事前の「振込完了」でチケットが取得できるというわけです。
でも… ものづくり屋の場合を考えると、そういう感じではないんですよね。
「物を納めているにもかかわらず」、その代金は遅延、もしくは、極端な値引きにあったり、最悪、踏み倒されるという… これって、アンフェアだと思いませんか?
むろん、完全に物ができてるということが前提なのですが、こういう状態って、どうなんだろう? って思うんです。
着手(前)金ということにすれば、少なからず、お互いに〝リスク〟は共有できます。 また、ものづくりをする側の立場で言えば、お客さん側の「本気度」が伺えるということにつながるはずなのです。 要は、機械を導入することに対して〝先にお金を払ってるんだから!〟という感情が芽生えて、〝失敗したくない〟という本気度が増すという感じ。 これって、作り手側にも同じような感情が生じるので、フェアになれると思うんです。


リースもできます。
そうそう。
機械の買い方では、うちの場合、リースという選択も可能です。 過去に何度か、リースで購入されたお客様もいらっしゃいました。
リースにすれば、経費で落としていけるので、機械導入の際には検討の余地はあると思います。
具体的な流れ。
契約から納品までの具体的な流れは、こんな感じになります。


お問合せ(0)頂いて後、まず、打ち合わせ(1)にて内容をお伺いします。 打ち合わせの内容にて、それが実現できる構想を考え、見積もり(2)を提出させて頂き、以後、相異なければ契約(3)となります。
契約時に着手金を頂戴いたします。 なお、着手金の入金確認にて契約成立とさせて頂いております。
その後、本格的な設計を行い(4)、設計内容についての承認を頂き(5)、製作を開始します(6)。 出荷前の立会検収(7)を経て、お客様内へ、納入(8)という流れになります。
出荷前の立会は、必ず。
機械完成後の、弊社内での出荷前立会いは、必ず実施ということでお願いしています。
メインの担当者、メインの作業者にて事前の確認をし、製作物への評価をして頂き、事前に決めた仕様即して不備があるならそこを指摘して頂くというスタンスで立ち会いをお願いしています。
しかし、お客様の中には、



そんなことせんでええから、
すぐに入れてくれ!
なんていう方もおられるのですが、申し訳ないのですが、それはお断りしています。 なんでか? っていうと、確認せずに、据え付けしたあと、



こんなんとちゃうわ!
という状況が起こるのを避けるためです。 こうなると、お互いにとって不幸ですよね。
苦い体験。
「メイン」の担当者、もしくは、その機械を使うメインの作業者となる方による事前の立会をお願いしているのですが… 過去にちょっとした苦い体験をしたことがあります。 (涙)
うちからすれば、立会にこられる以上、その責任者として立会いをしに来られたという認識でいます。 その時も、その担当の方からOKサインをもらいました。 なのですが… 現地での調整後、〝実際(ホンモノ)の〟担当者がみて、ことごとくNGをくらったという…。 そんな苦い体験です。
その時は、うちに立会に来てOKを出した担当者もいたので、その方に『OK出してくれましたよね?』って伝えたんですけど、彼曰く、



いや。
出した覚えはありません。
って、無視されてしまって… 結局、うちに立会に来られた方は、プロジェクトの担当ではあるものの、機械に対するメインの作業者でも技術者でもなく、まして、可否を下せる地位(役職)でもなかったという… 会社として、何のために、何をさせにうちによこしたのか… 今でもよくわからないんですけどね。 苦笑
苦い体験 その2。
また、もっと酷いのが、立会いを終え、納品した当日に、メインの担当者から



今日にこんな機械が入るのは聞いてません!
そもそも、こんな機械が作られてるのすら聞かされてません!
って…。
こちらとすれば、機械製作については、お客様社内にて担当部署を交えて十分話し合われていると思っていたのですが、この場合はそうではなく上層部だけで決めていたらしいです。
これは余談ですが、あともう一つ。 お客様内への据付け完了後の検収立会いで『担当者としてはOK』を出していても、全く関係のない外野の部署や、その上長にあたる人がぞろぞろやってきて、難癖をつけてくるというのも。 しかも、その難癖が、直接作業に影響しないところとか…。 たぶん、これは機械屋なら あるある な話しだと思います。 苦笑
事前確認しておけば…。
指摘事項が発生した場合のことを考えれば、弊社内にある間だと柔軟に対応することができます。 しかし、事前の立会を抜きに納めた場合、お客様の環境によってはその対応が難しい場合があるんです。
まず、『環境の違い』があるということです。 うちの中であれば、工作機械も整っていますし、当然、作業の勝手もわかっています。
ですが、お客様によっては、工作できる環境が全くないというところもあり、また、工作できる場所や工具・機材があったとしても、正直、勝手が違うので、直ぐに対応するのは難しいのです。 それで対応できたとしても、内容によっては、時間や労力がものすごくかかってしまうというリスクもあります。
なので、出荷する前に徹底的に確認して頂くことで、不測の事態があっても柔軟に対応することができるというわけです。 また、そうしておくことで、お客様内での現場での作業を必要最低限にして留めておきたいと願う次第です。
というわけで、あなたの生産ラインがもっと快適になればいいですよね。 時短設計®な視点で、あなたの作業現場が、少しでもハッピーに快適になることサポートをしています。
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