ちなみに、前述で〝アオジ〟という順番で書きましたが、優先順位から言えば、ホントは、
〝オジア(温度・時間・圧力)〟の順です。アオジ の方が語呂がよかったので。笑
では、説明を続けますね。
塗布された糊剤を適正に溶かして(温度)、適正に保持する(時間)。
接着剤でモノとモノをくっつける時って、接着剤がモノ同士をくっつけますよね?
何も塗ってない状態ではくっつきません。
熱溶着だから! と難しくかんがえることはなく、理屈はそれと同じなのです。
重要なのは、温度と時間のバランスです。その上での、圧力というイメージです。
では、これを踏まえた上で、なぜ溶着不良が起きるのでしょうか?
主たる原因は、3つ。
1.糊が溶けていない。
2.保持がたらない。
3.部材と糊の相性が悪い。
です。 原因は簡単でしょ? では、もう少し詳しくお伝えします。
まず、1から。
ブリスターパックの基本は、台紙に塗布されたメルト剤を熱で溶かして、それを接着剤として
台紙とブリスター(容器)をくっつけるということです。
そう!
つまり、接着剤であるホットメルトが適切に溶けていないとくっつかないのです。