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なぜ、ブリスター包装での溶着不良が起きるか? その2 〜原因と対策〜

ちなみに、前述で〝アオジ〟という順番で書きましたが、優先順位から言えば、ホントは、
〝オジア(温度・時間・圧力)〟の順です。アオジ の方が語呂がよかったので。笑

では、説明を続けますね。

 

塗布された糊剤を適正に溶かして(温度)、適正に保持する(時間)。

接着剤でモノとモノをくっつける時って、接着剤がモノ同士をくっつけますよね?
何も塗ってない状態ではくっつきません。

熱溶着だから! と難しくかんがえることはなく、理屈はそれと同じなのです。
重要なのは、温度と時間のバランスです。その上での、圧力というイメージです。

では、これを踏まえた上で、なぜ溶着不良が起きるのでしょうか?

主たる原因は、3つ。

1.糊が溶けていない。
2.保持がたらない。
3.部材と糊の相性が悪い。

です。 原因は簡単でしょ? では、もう少し詳しくお伝えします。

まず、1から。

ブリスターパックの基本は、台紙に塗布されたメルト剤を熱で溶かして、それを接着剤として
台紙とブリスター(容器)をくっつけるということです。

そう!
つまり、接着剤であるホットメルトが適切に溶けていないとくっつかないのです。

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けたろーのアバター けたろー 包装機械移相談士/時短設計®士。

包装機械相談士。時短設計®士。 先代よりブリスター包装機と関わり約40年余り。『人海的な手作業』が主流のこの包装業態に風穴をあけるべく、もっとブリスター包装機械のことを知ってもらいたくてこのサイトを立ち上げました。包装作業は毎日のことなので、なるべく、その負荷を減らせるようできればと思ってます。 人手不足や働き方改革が叫ばれている昨今。何かのきっかけになれば幸いです。 あなたの生産現場が、最高最善にハッピーになれますように。(*^-^)