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なぜ、ブリスター包装での溶着不良が起きるか? その2 〜原因と対策〜

まず、台紙の質について、
最近の動向としてブリスター用の台紙に上質な紙が用いられるようになってきているような感が
あります。

しかし、紙を選択する際に注意して頂きたいのが含浸性です。
塗布されたホットメルト剤が十分に台紙に染みこんでいないと溶着性能としては低くなります。

上質な紙は、含浸性(染みこむ性能)が悪くなってしまう傾向にあるため、使用する場合は
ケアした方がいいです。

ちなみに、上質紙よりも古紙系の紙質が向いています。
紙の繊維目が均等ではないので、繊維の奥までホットメルト剤が浸透しやすいのです。

 

次に、インクの種類について。

使用されるインク色とホットメルト剤には相性があり、ホットメルト剤となじまない組み合わせが
存在しています。

例えば、クロとか、ミドリとか、キとか。

もし、台紙のデザインの中で溶着具合に差がでるようなら、これが原因になってる場合が多いです。
インクの種類を変えることで対処できます。

台紙メーカーに事情を伝え、対応を乞うのが一番の対処方法になります。

それでもダメなら・・・

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けたろーのアバター けたろー 包装機械移相談士/時短設計®士。

包装機械相談士。時短設計®士。 先代よりブリスター包装機と関わり約40年余り。『人海的な手作業』が主流のこの包装業態に風穴をあけるべく、もっとブリスター包装機械のことを知ってもらいたくてこのサイトを立ち上げました。包装作業は毎日のことなので、なるべく、その負荷を減らせるようできればと思ってます。 人手不足や働き方改革が叫ばれている昨今。何かのきっかけになれば幸いです。 あなたの生産現場が、最高最善にハッピーになれますように。(*^-^)