要は、作業が分断されて、その間に『溜め=滞留』が起きてしまうということが、
作業効率が悪くなってしまう原因です。
でも、本当のところの問題は、『作業効率が悪い』ということに気づかずに
作業を続けているところなのだと思うのです。
『その1』の冒頭で、ブリスター包装をされている会社さんが言われていた
〝それしか知らないから、何がいいのかわからない。〟 という言葉を思い出してください。
与えられた仕事を与えられた通りに、何の疑問も持たずに作業をしてしまっているところに
問題の本質があると思えます。
まぁ裏を返せば、他を知らないから、それがマズイということに気が付かないのでしょうね。
いや、『気が付かない』のではなく、〝気が付けない〟のです。
でも、安心してください。
これを読んで頂けたあなたは、少なくともそういった問題点があるという情報を
手にしたということですから、〝気づきを持たれた〟ということですよね。
気づきがあるということは、その先に進める足掛かりになるということでもあります。
では、話を進めますね・・・。
この溜めをつくる状態を別の言い方で言えば、『仕掛品』とも言い換えることができます。
仕掛品とは、すなわち・・・