クラムシェル型ブリスターの全自動包装機の動画です。
こんにちは、
ブリスターパック・ラボ、担当のけたろーです。 ツイート(@sanagiman_flush)フォローお願いします!
クラムシェルタイプ用全自動ブリスター包装機。
今回の案件は、ブリスターはブリスターでも、クラムシェルと呼ばれる形態のブリスターパッケージでの自動化対応でした。
クラムシェルとは、〝2枚貝〟のこと。
アサリや、ハマグリなどをイメージしてみてください。 2枚の貝柄が合わさっていますよね? 〝クラムシェルブリスター〟の名前の由来は、その風貌にあります。 ヒンジ(折り曲げる)部分で折り曲げて、嵌合(はめあわせる)ことで封かんするという包装形態です。
実は、某化粧品の包装作業をされているところからの依頼で全自動な装置を製作したのです。
ブリスター容器の供給 ⇒ 柄合わせを行いながら中身の供給 ⇒ 台紙の供給 ⇒ 封かん⇒ 取出し… 全て自動で行う仕様です。
装置は、トラック搬送を採用して、使い勝手よくデザインしました。
動画でご覧ください。
クラムシェルタイプのブリスターについて。
ぶっちゃけいうと、嵌合部分が技術的なキモになるので普通の真空成形の容器よりコストは少し高くなるようです。 でも、小ロットの場合では手作業ででき、見場的にもよいので採用されているところも多いみたいようです。 特に、化粧品関連での採用が多い気がします。
が! 生産数が増してくると、やはり、人手での作業には無理が生じてきますよね。 今回は、何とかそれを改善したいとのことでした。
それに、化粧品ですので衛生面での問題もありますよね。 確かに人海でも作業はできますが、いくら手袋をはめて作業するとはいえ、〝人手作業〟でべたべたと触るのもどうなのか? というのもあるようです。
全自動化する場合の注意点。
全自動化を行う上での注意事項をお伝えしておきたいと思います。
現状手作業でされてる作業を機械に置き換えることを検討される場合には、包装資材の出来が重要なポイントになります。
よく、手作業では問題ないです! って言われるのですけど、人の手、感覚は便利なもので無意識にでも〝修正〟をかけながら処理をすることができます。 機械の場合、そういったことができないのです。(よほど、金をかければ別ですけ…。)
決まりきった繰り返しの動作を安定して行わせるためには、資材の品質が〝ものすごく〟重要になります。
資材が反っていたり、曲がっていたり・・・ そういう状態は機械の能力を損なわせてしまう要因になりえます。 なので、くれぐれも注意してくださいね。
時短設計®な視点で、あなたの作業現場が、少しでもハッピーに快適になることサポートをしています。 ご相談は随時受け付けております! お気軽に。