台紙の厚みが抵抗となるため、おのずと熱の印可時間も長くなります。
また、多数個取りの場合では
〝全ての台紙の糊を溶かすためにかなりの時間が必要になるということです。〟
溶着時の熱の印可により、台紙の糊の面には収縮が起きます。
それが〝反り〟というわけです。
水滴の問題は、台紙側からの熱の印可によって台紙中の水分が容器中に
水蒸気となってこもってしまうために起きます。
これは、ちょうど衣類にアイロンがけする時に似ています。
衣類に水分がある場合、その水分は下(アイロン台側)に抜けていきますよね?
それと同じようなことが起きているということです。
ひとつ加えておくと、木型方式の全てがマズイというわけではありません。
木型を使ったタイプでも台紙が反らない方法があります。
それは、インパルス方式という熱の印可方式です。
インパルスの処理がどういう構造なのか、簡単に説明しますね。
その前に、ちょっと思いだして頂きたいのですが、小学校くらいの時に電池に
ニクロム線をつないで電流を流すと真っ赤になって… という実験をした
ということがあると思います。 こんな感じの実験。↓