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ブリスター包装機の平版での多数個処理は本当に処理効率がいいのか? その2

まず第1に、
台紙に反りが発生してしまうことで、〝見場〟を悪くし、商品そのものの価値を
下げてしまうという結果を招いている。
 ということ。

平たく言えば、安っぽくみられてしまうということであって、購買者に対してあまり、
いい印象を与えないのです。

実際のところ、他に比べ、ブリスター包装自体が高級感を与えるような包装形態ではないので、
反った台紙の場合ではより一層チープな印象を与えてしまいます。

 

そして第2に、水分の問題です。

台紙には水分が含まれていて、熱をかけることでそれが蒸発し容器の内部に侵入するのです。
つまり、容器の中に水滴ができるということです。

これは、金属製の製品にとっては錆の原因になりうるため致命的です。

実は、台紙の反りも、水滴の問題も、熱のかけ方に起因しています。

木型による方式では、糊を溶かすために糊がついてる面とは反対の方から熱を印可します。
つまり、台紙の厚みを通して糊を溶かすということになります。(図参照。)

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けたろーのアバター けたろー 包装機械移相談士/時短設計®士。

包装機械相談士。時短設計®士。 先代よりブリスター包装機と関わり約40年余り。『人海的な手作業』が主流のこの包装業態に風穴をあけるべく、もっとブリスター包装機械のことを知ってもらいたくてこのサイトを立ち上げました。包装作業は毎日のことなので、なるべく、その負荷を減らせるようできればと思ってます。 人手不足や働き方改革が叫ばれている昨今。何かのきっかけになれば幸いです。 あなたの生産現場が、最高最善にハッピーになれますように。(*^-^)