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溶着のブリスター包装って、台紙の反りがすごく気になりますよね?

ブリスターパックで用いらている熱の印可方向は〝台紙側〟からが主流です。

つまり、容器をくっ付ける側=ホットメルトが塗られている面とは逆の方向から
熱が印可されています。

台紙側からの熱印可では、台紙の厚みを通してホットメルトを溶かすことになり、
必要以上に熱を加えなければならないという問題が起きます。

接着の際には、接着面と熱をかけた面とで伸縮が起きて、それが反りになる
というわけです。

あまりに反りがひどいと、商品に対する心象も非常にまずくなります。
つまり、〝安っぽく〟見られてしまうのです。

では、どうすれば、台紙の反りを失くすことができるでしょうか?

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それには、溶着する面から熱をかけるという方法が有効です。

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溶着面から熱をかければ、ホットメルトを直に溶かすことになり、
必要以上に熱を印可することもなくなります。

すなわち、台紙の裏表での伸縮が小さくなり、これにより、台紙の反りが
なくなるのです。

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でも… 反面、溶着面からの熱印可は、台紙裏側からの方式に比べて、機械的な
精度が必要になります。

それは、容器の形状を盗む必要があるからです。

盗むとは、すなわち容器が溶けてしまわないように、その箇所を逃がすという
意味です。

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Written By

けたろーのアバター けたろー 包装機械移相談士/時短設計®士。

包装機械相談士。時短設計®士。 先代よりブリスター包装機と関わり約40年余り。『人海的な手作業』が主流のこの包装業態に風穴をあけるべく、もっとブリスター包装機械のことを知ってもらいたくてこのサイトを立ち上げました。包装作業は毎日のことなので、なるべく、その負荷を減らせるようできればと思ってます。 人手不足や働き方改革が叫ばれている昨今。何かのきっかけになれば幸いです。 あなたの生産現場が、最高最善にハッピーになれますように。(*^-^)