今日の話題は、ちょっとお知らせというか、お伝えしてなかったことをお伝えしようかなと思います。
こんにちは、
大阪・柏原でブリスター包装機をオーダーメードで手掛けています。 ブリスターパック・ラボ、担当のけたろーです!
受託包装を絶賛承り中です!。 お気軽に!
もう、3月ですね。 まもなく、今年度も終わり・・・。 子どもたちも、卒業のシーズン。 ちなみに、うちは、卒業式が3連荘で控えてます。 次男坊以下、幼少中で3名。なので、ちょっと忙しい感じですね。 (2017年3月現在…)
さて…
カップシーラも得意です!
実は… ちゃんと伝えていなかったことがあります。 それは、
カップシーラも得意です!
ってこと。
もしかすると、『カップシーラって何ですの?』 なのかもしれませんが… 苦笑
カップシーラとは、カップ形状の容器のための包装機械のことです。 カップ製品… カップラーメンなどをイメージしてもらうとわかりやすいと思います。
カップ(容器)に蓋がくっ付いてるでしょ? 簡単に言うと、カップ容器に蓋を溶着する機械が、〝カップシーラ〟なんです。
カップシーラとブリスター包装の原理は同じ。
カップシーラとブリスター包装は、使用する包装資材が違うだけで原理は同じです。 シールの原理はヒートシール、つまり、熱溶着です。 蓋材に塗布されたホットメルトを熱で溶かして接着させます。 ちなみに、カップシーラは、〝トレーシーラ〟と呼ばれることもあります。 容器への封かんを〝ヒートシール〟で行うという点ではどれも同じなのです。
ちなみに、カップシールにはちょっとしたカテゴリーがあって、大別すると、〝水物〟と、〝乾き物〟に分かれてます。
〝水物〟とは、ゼリーなどのように水分を多く含んだ商品群を指し、〝乾き物〟はカップ麺やスナック菓子のような水分を伴わない乾いた商品群を扱うっていう感じです。
そうそう… 余談ですが、豆腐のパックもカップシーラの一種で、『豆腐パッカー』と呼ばれています。
ちなみに、うちの得意は〝乾き物〟です。
実績あります。
ずいぶんと以前は、カップシールの製作依頼をかなり頂いていました。
お伝えしてこなかったからなのか、それとも、その分野で強かった親父の馴染のお付き合いしてた方が亡くなってしまったからなのかはわかりませんが、最近は、とんと案件が減ってしまいました。 減ったというか、なくなったというか。(涙)
あと、包装形態について言えば流行り廃りがありまして… 特にカップ系はその傾向が強くて、その関係もあるのかもしれません。
事例。
過去の製作事例はこんな感じです。 その当時には珍しかった〝タッチパネル〟を搭載しています。
ちなみに、トレーシーラーっていう名称でも、シール方式は同じなので対応可能できます。 上記画像は、カップシールの時ではなく、ブリスター(トレー)シールのときのものです。 この時対応したのが、某xxx製薬会社さんのxxブ〇〇ケx の商品です。
動画で。
上記画像の機械の動作は、こんな感じです。
ちなみに、画像はありませんが…
画像を撮ってないんで見せることができないのですが、カップ包装で言えば、某大手様の〝xxxパスタ〟の容器包装にもうちの機械が採用されました。 その時は、型枚数も多く42型くらいで、且つ、1型あたり4個取りという規模の機械でした。
当時は、新製品ということでの新設ラインへの対応で、うちのパートがカップシーラでした。 ちなみに、弊社機械へのカップの供給、蓋材の供給は他社が担当するという構成でした。 全部できればよかったんですけど、納期がなくて、カップシールの部分だけ担当させてもらったという実績があります。
あとは、某お菓子メーカーなど向けのカップシーラなども。 ボクが、この会社に就いた頃はカップシーラの方が多かった気がします。
ちなみに、コンベアタイプの弱点。
他社のメーカーさんを含め、カップシーラでは、概ね、「コンベア」のような搬送が用いられます。 構成を簡単に言うと、アタッチ付のチェーンを並列におき、そこに型を設置してコンベアのような格好で〝エンドレス〟な型送りを行うという形式です。
このタイプの機体を創っていて言うのも何なのですが… コンベアタイプには致命的な弱点があります。 それは、型枚数がそれなりに必要になってくることです。 実は、それが弱点になります。
弱点というか、デメリットという方がいいかもしれません。
チェーンに装着した方が順送りで、エンドレスに回ってくるという点ではものすごく効率的な搬送なのですが、型だけに着目すると、無駄が多いんです。 なんでか?
それは、実際に包装に使用できる型は、機械の上面に現れている型だけだから…。
にもかかわず、搬送させるためには〝ぐるっと下面〟にもつなげる必要があります。 ごく単純にいうと上面で、例えば、8型分必要だったとしても、下面とリターンする側面部分が必要になってくるので、18枚以上型がいるっていう計算になります(上図参照)。 つまり、半分以上は実処理(包装)として使えないということです。
構造上仕方がないのですが、少し無駄が多いのです。
また、つけ加えて言うと、型枚数が多いということはその枚数分だけ調整がいるということでもあります。 例えば、上図のような18型仕様の場合、18枚の型全てにおいて確認を行う必要がいるということです。
まぁ、正直なところを言えば、型枚数が増えれば、製造元のボクらは儲かっていいのですけどね。笑
でも、それが、ボクにはなんとも申し訳なくって…。
単純に商売が下手なのです。(^_^;)
なので、よほどの生産数が必要でない限り、このタイプはお奨めしていません。