実は、スライドブリスターの方が資材単価が高い!
見落とされがちなのが、資材(容器)のコストです。
こと、資材費は消耗品です。
容器単価は、その構造により生じます。
・・・ 詳しく説明しますね。
容器の特徴から言うと、
スライドブリスターは台紙を挿入するという構造をしています。
台紙を挿入するためには、容器自体の大きさを台紙以上の大きさにする
必要があり、また、台紙を挿入させる溝も必要になります。
とするなら、この溝を形成させるために製作工程が必要ということです。
その一方で溶着タイプの場合には、同一の内容物であっても、
台紙に貼り付けるための『溶着(シール)代』の部分があればよいので
スライドブリスターに比べ、材料面積は減ります。
すなわち、溶着タイプの容器の方が同じ大きさの材料で、たくさん作れる
ということです。
ということは、つまり、
溶着タイプの方が格段に容器自体のコストが下がるというわけです。
さて、少し思い出してください・・・。