先日、ジャパン・パックに行ってきました!
こんにちは、
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さて、主題の件。
ちょっと規模感が。。
東京ビッグサイトで開催された、日本包装機械工業会が主宰のジャパンパックへ行ってきました。 ジャパンパックは2年に一回開催される〝包装〟をテーマにした国内最大規模な包装関連の展示会です。
ボクは、気が向けば情報収集がてら展示会を観に行ってます。
で、個人的な率直な感想を言うと。。。 年々、規模が小さくなってるのかなっていう印象を受けました。
なんでか? と言えば、例年出展されているところが出てなかったり、通路が少し広めだと感じたことからです。 なので、出展する会社さんも減ってるのかなと思ったりしたのです。
また、記憶では、過去では、包装以外にも調理機械や什器だったりといった包装でいうところの上流工程や、また、下流側の物流に至る周辺機器類の展示もあったような気がしてたのだけど、今回はそれがなかったので、ちょっと物足らなかったです。 過去は、ケーキを焼くような甘い匂いがしてたりしたんだけどなぁ。 時代の流れなんでしょうかね。
まぁ、個人的なことを言うと、もっと規模のでかいアメリカ・シカゴの展示会とか、今年は特にドイツのInterpack2023も見学したりしたので、規模の小ささを感じたのかもしれませんが。。
海外からの出展が少ない?
アメリカやドイツでの包装展示会と比べるつもりはないのだけど… それでも、海外の出展社が少なかった気もします。
あっちの展示会は、全世界から終結というイメージで、それこそ、会場も東京ビッグサイトの比ではなく、もっとずっとでっかいのです。 とてもじゃないけど1日じゃ絶対回り切れない。。 (^_^;)
それに、色んな国が出展されているので、色んな考え方に触れることができます。 でも、毎回行ってると真新しさという面では薄らいでいくのは、何処も同じなのかもしれませんが…
ともあれ、そういう印象をもちました。
まだまとめてないのだけど、InterPackではお菓子の機械とか、食品に関する機械の展示もあり、試食させてもらえたりもできたんで楽しさも増しました。w
展示会に対する考え方の差?
しかし、海外からの出展が少ないのは、今の日本の現状を思うとわからなくもないです。
マーケットからみれば少子高齢化で下降線をたどってる現状を鑑みれば、あまり魅力的でないのかもしれない。 また、展示会に対する捉え方が、そもそも海外と日本とではかなりギャップがあるらしいので、それも一因なのかもしれないですよね。
海外での展示会は〝商談の場〟であると聴いたことがあります。 お披露目(展示)して、それを見てもらって、その場で商談まで進めるという感じ。 一方の日本は、お披露目がメインで、商談は後日という考え方。
海外勢からすれば、折角、遠方まで来ているのに、そこで商談までつながらないとなると効率は悪いですもんね。
日本もインバウンドを言うのであれば、その辺りの考え方を少し改革していく必要があるのかもしれないです。
テーマとして。
今回は、少子化による人手不足やSDGsに向けた環境への取り組みがテーマだったようです。 ここへのポイントも、なんだかありきたりな感が。。 まぁ、ダメだしするつもりは全くないのだけど、他の業種・分野の展示会でも同じようなことが取り上げられているので、同じ路線で行かずに、もう少し突っ込むとか、ひねった目線をテーマにしてほしいなぁって、思ったりしました。(^_^;)
こと、包装機械自体、ほぼ成熟した産業でもあり、機械的な性能や機能にはそれほど大幅な進展は残念ながら感じられない。 確かに、処理スピードが速くなったり、機械的な管理がやりやすくなったりというのはあるのだけど、ドラスティックな変化という面では、正直なところ薄いというのが実感するところでもあります。
これに加えて、現在の風潮の環境問題。
確かに、包装が担ってる面は大きいと思うのだけど、各社にあまり差がないというのも実感としてあります。
脱プラだと叫べば、紙へ移行するし。。 逆に、『ホントはプラがよくても、頑なにプラがいい!』 っていうところがない。笑
実際の面を思うと、紙と言えども、防水という面を考えればプラと組み合さざるを得ないため、脱プラを謳うのなら、一切のプラを排除するくらいの勢いはほしいところです。
また、別の問題として、シリコン系のコーティングの素材を使うと、将来に渡っての健康被害の面は否めないんだけど、その点は、やはりというか全く各社は言及してないのが残念なところでもあるんだけどね。
シリコンの問題は、PFAS(ピーファス)の問題のこと。
体内では分解されず、臓器に滞留して、もろもろの病気を引き起こす因子になってるという指摘がありますよね。 プラから紙へのシフトで、これが近い将来にわたってすごく顕著になりつつあるのは自明かなと。
なんてことを思うと、昔使われていた瓶などの容器包装材とか、その他、もっとシンプルな包材が出てきてもいいのかなって思ったりもしてます。
環境もさることながら、
個人的には、これからの包装は、もっと〝バリアフリー〟であるべきなんじゃないのかな? って思ったりしてます。
バリアフリーな面を思うと、確かに、ピール性(剥離)がよくなったり、非力な人でも扱いやすいパッケージがいろいろと開発されているのだけど、でもそれは、肉体的な面へのアプローチです。
でも、バリアフリーは、もっと広域で全体だと思うのです。
視覚障がいとか、色覚障がいとか、弱視もそう。 今のパッケージのほとんどが、〝見える〟ことを前提に考えられているのは否めないと思うので、その辺りも考慮したパッケージをテーマにしても面白いと思います。
・・・如何でしょうかね?
ちなみに、ボクが提唱しているのが点字付のパッケージです。 こと、ヨーロッパでは薬事系のパッケージには点字をいれることが主流(義務付けされていると思います)。 日本では点字の識字率はまだ低いのですけど、それがあるだけで全然違ってくると思うんです。
成熟しつつある産業だからこそ、もっと違う面を摂りいれていくターンになってるのかなと感じてます。 あ、展示会に出展などは考えておりません。(^_^;)
東京ビッグサイトへは、新橋からゆりかもめで行くのが便利です。 ビッグサイト到着付近の動画を。 そうそう、ゆりかもめは若干揺れるんで、足元気を付けてね。
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