“出口をどうするか?” です。
出口とは、包装機から包装された製品が出された後の世界のことを指します。
とりわけ、生産ラインを考える上での陥りやすい失敗は、その点にあるといっても
過言ではないのです。
概ね、包装機械を導入する際の視点は、“生産数や処理数をあげること” だけに
注力されます。
でもそれは、“入ってくるのを増やす” こと、つまり〝入口〟を考えていることになります。
しかし、
入り口を整え入ってくる量が増えたとしても、出口が整っていなければ、どうでしょうか?
入ってくるばかりで出ていくことができず、流れが滞ってしまいますよね?
入れる方ばっかりに注目してしまうと、出口に滞りが生じてダンゴになってしまうのです。
少し思い返して頂きたいのは、包装作業における〝ゴール〟は何か? ということ。
包装作業における〝ゴール〟は、包装された商品が小箱に詰められ、段ボールなどの外箱に
詰められ、出荷を待つ状態になることです。
包装機からでてきた状態というのは、途中段階であって〝仕掛り〟でしかありません。
つまり、箱詰めまでを踏まえて、一連で考える必要があるということなのです。