包装の目的と聞かれて、一般的にイメージするのが、たぶん、
〝マーケティング〟的でのことだと思います。
表面的なデザイン(意匠)を良くして、例えば、豪華にみせるとか
高級感を持たせるなどといったことがそれですよね。
加えて、表面の色合いやPOP的な宣伝文句とかもそうでしょう。
カートン(箱)を採用するか? ブリスター包装のようなものを使うか?
それともタグ付の袋を使うか? はたまた、ピローのような形態なのか?
… さまざまな形式が考えられますよね。
液体なら、ボトルの形状をどうするか? スタンディング式の袋にするとか?
そういうこともそうです。
また、どういう〝姿勢〟で販売するのか? 販売の仕方もデザインに大いに
絡んできます。 吊り下げる? 置く?
それで、使用する包装上の形が決まってきますよね。
そして、機能性。
機能性とは、例えば、食品などでは中身が劣化しにくいとか、
ガスバリア性(匂いが漏れない)があるとか、そういった類のことです。
アルミ蒸着が必要であるとか、水物ならフィルムのラミネートがいるとか
そういうことも機能性になってきます。
機能性でいえば、扱いやすさでしょうか。
誤って開けてしまわないような工夫も機能になりますし、逆に、年配者向けや
障がい者向けなどであれば、開封性の容易さが求められたりします。
そんな中で、もうひとつ忘れてはならないことがあります。
それは、