〝セキュリティ〟 です。
包装でのセキュリティが問題になったのが、ちょうどグリコ森永事件だと
言われています。
グリコ森永事件とは、1984年くらいに起きた毒入りのお菓子がばら撒かれた
あの事件です。
それまでの包装では、改ざんされることなどについてあまり考えられて
こなかったのです。
まぁ、それまでにも〝針の混入〟みたいなことはあったらしいのですが、
あれほど悪質なものはグリコ森永事件が初めてだったと聞いたことがあります。
あの事件以降、改ざん防止のための開封シールなどの貼られるようになり、
包装に対するセキュリティの考え方が変わり、強化されるようになったというわけです。
なのですが….
ここのところの状況を見ている限り、社会的には不景気な側面も相まって、
万引き等のリスクが大きくなってきているという声もある一方で、環境保護の観点からか
簡易的なパッケージデザインなものも増えてきています。
という状況を鑑みてると、最近では、セキュリティの面がちょっと薄らいでいるような
感も否めないのです。 あ、でもこれは、あくまで個人的な意見ですがね…
セキュアという面で包装デザインを考えると、日本と海外では、そもそもな考え方が
違っています。
日本では〝そんなやつおらんやろ…〟という性善説に基づいた考え方が根強くあります。