それは、〝自動化のしやすさ〟です。
前述のような木型方式では、自動化が想定されていません。
人手による製品投入がコンセプトになっているので自動化しづらいのです。
それに、自動で多数個の供給を行なおうとすれば、機械的な構成も複雑になり得ます。
供給ミスした場合のリスクが大きくなってしまうのです。
人件費に対する政策がある以上、人件費の上昇は避けては通れない事案でもあります。
それに加えて、少子高齢化や働き方の多様化によって人材の確保が難しくなってきている
ということもあります。
そういった問題にどう対処していくか? その対応の一つが自動化なのです。
そう考えると、自動化が行いやすいかどうか? ということもポイントになってきます。
また、自動化しないまでも、少ない人員で、効率よく作業ができるっていうことが、
これからのキーワードになっていくと思われます。
でも、自動化にはコストもかかります。器材の性能が良くなってきたとはいえ、
まだまだ人手の方がいい場合もあります。
ひとつの方法として、人手でできるところは人手に任せ、機械化・合理化できるところは
機械化してみるなどといった〝すみわけ的〟な考えもアリだと思います。
いずれにしても、人件費をどう捉えていくか?
考えていくべき局面になってきてるってのは確かなようです。