手作業でできてたっていうのは、〝人の手だから〟できていたのであって、
それをそのまま機械の動作に適用するのには、ちょっと無理があります。
むしろ、如何に、機械を停止させずに動作させるか? という逆の発想が必要になるのです。
具体的に言えば、例えば、包装資材。
手作業での場合には、少々、外形が不ぞろいであったとしても特に問題はなかったのかもしれません。
でも、自動化しようとすると、それは致命的なエラーにつながってしまいます。
台紙のサイズが、不揃いであれば位置が決まりませんし、真空成形時の真空引き一つにしても
引きが甘ければアウトです。
つまり、包装資材のクオリティが自動運転時の安定性を左右させる一因になるということなのです。
こういう言い方はあんまりしたくないのですけど・・。
多くの会社では、中身である商品には、ものすごく気を遣い、設備投資も旺盛に行って、商品そのものの
価値を高めようと躍起になっています。
反面、包装工程はおざなり・・。お金をかけずに適当に考えられるっていう場合がほとんどですよね。
(´Д`ι)アセアセ
でも、よく考えてください。
いくら中身がよくても、パッケージがまずければどうでしょうか?
全体としての価値の低下は、免れないでしょう・・。
それに、包装現場での作業として考えると、中途半端な考えは返って効率を落としてしまいます。
何事もバランスが必要なのです。