その一方で、時代を感じて勉強されているところでは、作業現場の環境を改善すべく、
自動化を考えられるところもあります。
自動化に向けて、スタートをきる! すごくいいことだと思います。 でも・・・
その時には、ちょっと注意してほしいことがあるのです。
それは・・・
『今まで、手作業でイケてたんだから!』 という意識(考え)を外すこと… です。
そう、これが大切なたったひとつのポイントであり、逆を言えば、自動化で失敗しているところは
この点が抑えられていないのです。
手作業ではうまくできていた・・・ 確かにそうでしょう。
正直言って、人間の手ほど、器用で、臨機応変で、優秀なものはありませんから。
人の手は資材の位置がずれようとも〝自己補正〟して対応できます。
少々、規格外な資材があったとしても、〝目〟や〝感覚〟で判断して、跳ね除けて対応できます。
でも、はっきり言いいます。
〝機械はバカです。〟
機械は決まった動作しかしませんし、できません。
ちょっと資材配置のポジションがズレルと、たちまち動作不良を起こします。
規格外なものが混じっていたとしても、バカ正直に、投入しようとするのです。
この点、よほどAIなどを駆使して、最先端と言われる技術をふんだんに使って、膨大なコストを投じて
開発した機械なら別なんでしょうけど・・
でも、自動化するのであれば、そういうことを理解しておく必要があるということなのです。