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ブリスター包装のSKU削減ガイド|容器・型・台紙から小箱・段ボールまで|ブリスターパック・ラボ

このページでは、ブリスター包装における「SKU(在庫管理の最小単位)の連鎖問題」と、それを減らすための考え方を詳しく整理しています。

容器・型・台紙のSKUが増える構造、さらに小箱・段ボールへと波及する連鎖、それぞれを断つためのアプローチ、そして「自社の場合はどうなるか」を考えるためのQ&Aをまとめています。

概要だけ読みたい方は、こちらのブログ記事もご覧ください。
製品が増えるたびに、型も増える。ブリスター包装のSKU問題を整理する。

ブリスター包装で増えていくSKUの全体像

品種が1つ増えるとき、ブリスター包装の現場ではこんな連鎖が発生します。

STEP
ブリスター容器のSKUが増える

製品形状に合わせた専用容器が、1品種ごとに必要になります。 在庫管理・在庫管理用のスペース・発注ロット・変更対応のコストが品種数に比例して増えていきます。

STEP
型のSKUが増える

容器をシールするための型が品種ごとに必要です。 型の製作コストと、品種切り替えのたびに発生する段取り替えの時間が積み上がります。また、型を管理するための管理スペースと、その管理作業も発生します。

STEP
台紙のSKUが増える

製品情報を印刷した台紙が品種ごとに必要です。印刷費・在庫管理・在庫用保管スペース・内容が変わるたびの作り直しコストがかかります。

STEP
小箱のSKUが増える

溶着後の製品を入れる小箱も品種ごとに違う場合、在庫管理と在庫を保管するスペース、発注の管理コストが発生します。

STEP
段ボールのSKUが増える

出荷用の段ボールも同様です。品種ごとに種類が増えるほど、在庫への保管スペースと管理の手間が増えていきます。


10品種を扱えば、これが10セット分です。 問題は「品種が多い」ことではなく、

品種の数だけSKUが増える設計になっている」ことです。

容器と型のSKUを減らす——リブという発想

ブリスター容器に「リブ(段差)」を設けることで、容器外周(シール代)を複数品種で共通化できます。シール部分が共通であれば、包装機側の型は1種類で複数品種に対応可能です。

従来の設計リブを使った設計
シール部分容器の輪郭に沿う容器の共通外周
品種数と同数が必要1種類で複数品種に対応
段取り替え 品種切り替えのたびに発生不要または大幅削減
型のコスト品種追加ごとに発生大幅に削減
適用しやすい製品の例:

歯ブラシ・ドリル・ペン類・工具など、形状の基本は同じでサイズ違いが多い製品群。

適用が難しいケース:

製品の形状が品種ごとに大きく異なる場合。

まず「品種間で何が同じで何が違うか」を整理することが出発点です。

リブの考え方を動画で解説しています。
型コストを賢く抑えるアイデア

台紙のSKUも整理できる

容器・型のSKUを減らせても、台紙の問題が残ります。台紙のSKUを整理するアプローチは主に2つです。

STEP
共通デザイン+可変情報を印字で対応する

ロゴ・企業情報・共通デザインをプレ印刷した汎用台紙を用意し、品番・品名・注意書きなど変わる情報だけを印字で対応する。 これにより、台紙のSKUを大幅に絞れます。

STEP
台紙サイズの統一化

リブによって容器のシール寸法が共通化されれば、台紙サイズも統一できます。サイズが同じなら、デザインが異なっても同一ロットでの印刷対応が可能になります。

どちらも「品種ごとに専用台紙を作る」という前提を変えることで生まれる選択肢です。

SKU問題は、小箱・段ボールにも続く。

SKU問題は、ブリスター工程だけで完結しません。 ブリスター容器・型・台紙のSKUを整理できても、工程の下流を見ると同じ問題が続いていきます。 

溶着・検品が終わった製品は小箱に入れられ、段ボールにまとめられます。 すなわち、品種が増えれば、ここでも在庫管理・発注ロット・保管スペースの問題が発生するということです。

小箱・段ボールへのSKU削減は、「共通の箱を用意して、品番・ロット・日付などの情報は印字で対応する」という考え方が有効です。 共通箱にプレ印刷で固定情報を入れ、変わる情報だけをラインで印字することで、箱のSKUを大幅に絞ることができます。

SKU改善への取り組みについて。

SKUは、ブリスター包装の工程からのアプローチ(ブリスターパック・ラボ)と、その下流での小箱や段ボールといった包材への印字機器を活用したアプローチ(マーキングコトはじめ)の両方から取り組むことで、現場全体のコストと手間をより大きく改善できます。

このサイト(ブリスターパック・ラボ)で扱う領域
  • ブリスター容器への対策 
  • 溶着型への対応 
  • 台紙のSKU削減 
  • リブ設計 
  • 台紙の共通化 
  • 印字対応
マーキング・コトはじめが扱う領域

よくある質問

SKUに関して、よくある質問をまとめました。

SKU削減は、どこから手をつければいいですか?

まず「現在の型が何種類あるか」を確認することをおすすめします。

型の種類数は、SKU問題の深刻さを測る一番わかりやすい指標です。型の数が品種数と同じであれば、リブの発想が使えるかどうかを検討する価値があります。 具体的にどこから着手するかは、製品の形状・品種の類似性・現在の型の仕様によって変わります。

→ まずは現状をお聞かせください。

リブを使った設計は、自社の製品に使えますか?

製品の長さ・径・厚みが違っても、外周のシール寸法が揃えられるなら対応できる可能性があります。 
ただし、実際に使えるかどうかは製品の図面や現物を見ながら判断する必要があります。

→ 製品情報をお持ちいただければ、一緒に確認します。

小箱・段ボールのSKU削減と、ブリスター工程のSKU削減は、同時に進められますか?

はい、同時に検討することをおすすめします。

どちらか一方だけ改善しても、もう一方にSKU問題が残れば、管理コストの削減は限定的になります。 どこから着手するか、どの領域に改善余地が大きいかは、現場の状況によって変わります。

→ 工程全体を見ながら、一緒に整理します。

まず、現状を整理するところから始めましょう

「自社の場合はどうなるか」は、現場の状況によって変わります。

型の種類・製品の形状・台紙の仕様・小箱と段ボールの管理状況——これらを整理することが、SKU削減の出発点です。

ブリスターパック・ラボでは、機械の提案より先に、この整理から一緒に始めます。 「品種が多くて管理が大変」「型の数をなんとかしたい」「包材全体のコストを下げたい」——そういう状況をそのままお聞かせください。

ご相談は、まだ仕様が決まっていなくても大丈夫です。

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