なぜ、お奨めしないのか? 少し、説明しますね。
まず、スライドブリスターでの利点は、設備投資が要らないことです。
この点は確かに、すごく魅力的ですよね。
特別な機械を導入することなく〝そこそこ見場の良い〟包装作業ができるのであれば、
うってつけの方法だと思います。
しかし!
生産数がある程度多くなってくると、このことが返ってマイナスに働く場合があるのです。
一番顕著のが、作業性の問題 です。
スライドブリスターには、〝容器の溝に台紙を差し込んでいく〟という作業が発生します。
また、台紙が抜けないようにホッチキスやラベル、もしくはテープなどを使って、
固定するという作業も発生します。
この作業がなかなか厄介で、ボクが聞いたある会社さんでの話では、繁忙期には
社員総出で包装作業をしなければならないという状況になる ことがあったそうです。