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ブリスター包装で目の見えない方へアプローチするべき3の理由。

 将来の高齢化社会のために。

年齢を重ねるにしたがって、誰しも、肉体的に老化の道を辿ります。 脚が痛い、腰が痛い、肩がまわらない、耳が遠くなるなど… 同じく、目も衰えます。 また、高齢ともなれば疾病のリスクも高くなり、当然、病気で目が見えなくなる、あるいは、見えにくくなるというリスクも高まります。 最近では、若年層での成人病が問題視されています。 

そんな〝もしも〟の時に備えて、『点字』があればすごく便利になるはずなのです。 しかし、ここでいう点字とは、点字を〝点字〟として扱うということではなく、『突起(ドット)付のマーク』として扱うということです。 ツルっとした平面よりも、突起(ドット)があれば、触って確認し易くすることができます。 

実は、点字の識字率(理解できるかどうか)は、10%程度なのです。 先天的に目が見えない場合を除いて、後天的な場合にでは、ほぼ、読めないのです。 じゃぁ、点字は意味がないじゃないか? と思われるかもしれませんが、有効な使い方があります。 では、どんな風に突起(ドット)を活用するのか? 少し、詳しくお伝えしますね。

【スマホファースト】で考える。

前述の全盲の方との対話で知ったのですが、彼曰く、『今は、スマホがあればなんでもできるんです。』と言われていました。 スマホでかざせば、それがナニモノであるかの特定がすぐにできる… と話されていました。

スマホでそんなことができるんですか?

と聞いてみたところ、スマホには標準的に〝アクセシビリティ(※)〟という機能が内蔵されていて、それを使えば、音声で読み上げをしてくれるとのことでした。 商品についているバーコードをスマホでスキャンする(読み取る)ことで、ネット上の商品データを検索し、それを読み上げるという具合です。

ただ、それには一つ問題があって、バーコードは平面上に記されているので、記載場所の特定ができないということです。 バーコードの位置が特定できないので、スキャンすることができない… そこで、突起(ドット)の出番というわけです。 バーコードの近辺に突起を配置しておけば、容易にバーコードの位置が判断でき、読み上げも容易になると考えています。

※ 最近ではアクセシビリティ以外にも、AIを使ったアプリがリリースされています。
(参照 Seeing AI https://www.microsoft.com/ja-jp/ai/seeing-ai


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けたろーのアバター けたろー 包装機械移相談士/時短設計®士。

包装機械相談士。時短設計®士。 先代よりブリスター包装機と関わり約40年余り。『人海的な手作業』が主流のこの包装業態に風穴をあけるべく、もっとブリスター包装機械のことを知ってもらいたくてこのサイトを立ち上げました。包装作業は毎日のことなので、なるべく、その負荷を減らせるようできればと思ってます。 人手不足や働き方改革が叫ばれている昨今。何かのきっかけになれば幸いです。 あなたの生産現場が、最高最善にハッピーになれますように。(*^-^)