これは、印刷業界の方から聞いた話なのですが、印刷業界での最近の傾向として
〝UV硬化型のインク(UVインク)〟が広く用いられるようになってきたとのこと。
UVインクとは、紫外線を照射することで固まるという特性をもったインクのことで
このインクを用いることでインクの乾燥時間を早めることができ、
印刷物の制作にかかるリードタイム(制作時間)の短縮に繋げているというわけです。
ブリスター用の台紙の印刷にも用いられるようになってきたとのこと。
しかし…
それにより、ホットメルトの含侵に影響がでているのです。
以前まででは、印刷インクを塗って、それが乾燥するまでに少しの間があって
また、『その間』がホットメルトが浸透していく時間でもあったとのこと。
ところが、UVインクの速乾性で、ちょうど台紙表面に〝被膜のバリア〟を作るような
格好になってしまって、ホットメルト剤を塗布したとしても台紙の奥まで浸透されにくい
という現象を産んでしまっているようなのです。
これは、台紙素材にホットメルト剤が含侵しにくい上質紙を用いた場合と似たような
現象ですよね。
充分に含侵されないので、溶着したとしてもインク面から剥がれてしまう、つまり、
溶着不良になってしまうという現象が起きるのです。
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しかし…
穿った見方をすれば、これらの原因は〝コスト優先〟のツケであるとも言えませんか?
たしかに、コストを抑える努力も必要なのでしょうけど、それにより、
大切なコトを失ってしまっては、元も子もないような気が、個人的にはしますが…
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