確認すべき3つのポイント。
ヒートシールを行う条件には、3つのファクターがあります。 つまり、今からお伝えする3つのファクターを適正にコントロールすることで、適正なヒートシールが行えるというわけなのです。
ファクター1 圧力。
ファクターの1つ目は、『圧力』です。
前述までに〝圧力はいらない〟と書きましたけど、いらないのは〝巨大な圧力〟という意味であって、全く要らないというわけではありません。 資材の状態が良好なら、数十トンという圧力は必要ありません。 要は、資材の〝ムラ〟をとるために適度な圧力が必要というわけです。
圧力で確認すべきポイントは、均等に資材を押さえているかどうか? の確認です。
シール面に対して圧力が均等にかからず、どこか〝浮いてる〟状態になっているなら、当然、着かない場所がでてきます。 ですので、容器と台紙とを偏りなく、むらなく均等に押せているか? ということを中心に確認を行います。
また、熱源がシール面に対して均等に接触してこそ、安定したシール性が得られるので、その辺りも確認のポイントになります。
ファクター2 温度。
2つ目は、『温度』です。 シツコイヨウデスガ、ブリスター包装では台紙面に塗布されたホットメルトを溶かすことで、台紙と成型容器の接着を行います。 ですので、ホットメルトがうまく溶けなければ接着は行えません。
言い換えると・・ 一番のキモが、温度だとも言えます。
ホットメルトの溶ける時間は材質によって変わります。 どれくらいの温度帯を使用すればいいか? は、事前に台紙メーカーに確認しておくのがベターです。
ファクター3 時間。
最後に『時間』です。 台紙と成型容器に適正な圧力と適正な温度を印可して、その状態をどれくらい保持すれば溶着できるか? を確認します。 なお、時間のファクターは〝ホットメルトが溶ける時間〟とも言い換えることができます。
これら3つのことを確認、調整して、それでも着かないという状態が生じるのであれば…
はてさて、何が問題なのでしょう?? 実は、アレが起因してたります。 …と言う話の続きは、次回の講釈へ。
あなたの作業現場が、少しでもハッピーに快適になることを願っています。
ご相談は随時受け付けております! お気軽に。