誰にでも使いやすいブリスター包装への考え方をまとめています。
まず、包装は誰のためにあるのか。
ブリスター包装には、中身が見えて訴求力が高いという強みがあります。
しかし、それは「見える人」にとっての話です。視覚に障がいのある方や、加齢で視力が低下した方にとって、視覚情報だけに頼った包装は、使いにくいものになっています。
ブリスターパック・ラボでは、包装を旧来からの「守る・売る」ための仕組みだけでなく、使う人に配慮するための仕組みとして捉え直しています。

見えている人には便利、見えにくい人には障壁
従来のブリスター包装は、視覚的な訴求力を重視して設計されています。
商品が見えること、デザインで差別化することが優先されてきました。その結果、中身に直接触れられない、情報がすべて視覚に依存しているという構造になっています。
視覚障がいといっても、全く見えない方だけを指すわけではありません。また、視覚の問題は、誰にとっても他人ごとではありません。弱視・加齢による視力低下・病気や事故による後天的な障がいを持つ方にとって、商品を選ぶことすら難しい状況を生み出しています。
包装工程で「触ってわかる情報」をつくる
この課題に対して、ブリスターパック・ラボが取り組んでいるのは、包装工程の中で情報を付加するという考え方です。
台紙や容器への点字・凹凸表現を、後加工ではなく包装工程内で処理します。
既存の資材を活かしたまま対応できるため、生産性や作業性を損なわずに実装できます。包装機そのものを設計・製作しているからこそ、工程に組み込む形で現実的に対応できる。
これは既製品の汎用機では難しい部分なんです。


後加工ではなく工程内処理のため、品質や作業性を損ないません。
「配慮する包装」は、特別なことではない

点字や触覚情報を包装に取り入れることは、特定の人だけのための対応ではありません。
高齢化が進む社会では、視力の低下や手の動きの変化を経験する人が増えていきます。また、スマートフォンなど、情報端末に触れる機会が増えた昨今では、幼少期からの視力低下も問題になりつつあります。
視力に不安をもつ人たちが商品を選びやすくなることは、潜在的な購買層を広げることにもつながります。また、「使いやすさへの配慮」に取り組む企業としての姿勢は、ブランドや製品への信頼につながります。
これはCSRの話ではなく、製品の価値そのものを広げる設計の話です。社会貢献は、現場で無理なく続けられてこそ意味があります。
大げさな設備投資や特別な工程を追加するのではなく、今の包装ラインの中に自然に組み込める形で実装できることが、ブリスターパック・ラボの考える「配慮する包装」のあり方です。
「見せる包装」から「伝える包装」へ

ブリスター包装は、まだ可能性を持った包装方式です。
中身を見せることだけが目的だった時代から、情報を伝える・配慮を届けるという役割を担う包装へ。
そういう方向に進化できる余地が、ブリスター包装にはあります。その方向で、一緒に考えていきたいと思っています。
もう少し詳しく知りたい方へ
ブリスター包装に関連するテーマを、それぞれのページで詳しく説明しています。
ブリスター包装とは?
ブリスター包装の基本的なことと、種類を解説しています。
▶ 詳しくみる
ブリスター包装での環境対策
素材分離や台紙二重化など、環境配慮に向けた考え方をまとめています。
▶ 詳しくみる
点字・触覚情報の実装について、自社の包装ラインで対応できるか気になる方はこちらへ。
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